- 鎮魂に対しての考え方を持つ P.1/7
- 相手の心になって自分の動作を決める P.2/7
- 絶えず神の子であるという自覚 P.3/7
- 気構えを持って、精神統一に取り組む P.4/7
- この世でなすべきことは、心を作ること P.5/7
- すべての体験を生かす P.6/7
- 魂で生きること P.7/7
6.すべての体験を生かす P.6/7
自分で一生懸命やれば与えられるんだ。なんて考えっちゃって、夢中になってやって、
結果がやっぱりだめだった。という答えが出るから、この体験もいい体験ですよね。
とにかく体験を、やっぱりすべて活かさなくちゃね。体験を活かすってことは、いいこと。
だから悪い段階を踏むこともいいことなんですよね。
悪い段階を踏むとね、その悪い段階ってものが、これからの自分のいい指針になるんです。
ああいうことしたってひとつもよくならないんだから、今度はこういう考え方をもたなくちゃなって、一つの指針になりますよ。
だから悪い体験も、やっぱり活かさなくちゃ。とにかくなんでもね、すべてを活かすことが大事なんですよ。
たとえば病気したとき、その病気を活かさなくちゃ。
病気を活かすってことはどういうことかっていうとね、自分ほど辛いものはないって思うのは、もう病気に負けてる。
その時に思うことは、もっと辛い人のことを考える。自分以上の重い病気で苦しんでる人のこと考える。
じゃ、ガンの人は何考えたらいいかってことになっちゃうんですよね。
そしたらガンの人は、この世はどっちみちね、遅かれ早かれ去るんだと、
ガンで早く死のうが、ガンじゃなくてね、長く生きてようが、どっちにしたってこの世を去るんですよ。
そうしたら、もしガンになったらば、少しでも生きてる間、たとえば20年間生きられるところ、ガンになって2、3年しか生きられないとすれば、
その2、3年の間に10年間の体験をしようと、そういう考え方をしなきゃ。そういう本もありますね。そして活かすんですよ。何でも活かすの。
たとえば、あ、ガンになった。私はもうだめだ、私はもう死ぬんだって思ったら、活かさないことでしょう。
そうじゃなくて、医学では確かにガンは治らない。治らないんだけども、そのガンによって、自分の体が肉体がむしばまれていく。
その肉体にとらわれない己を作っていく。
肉体にとらわれない己を作っていくと、やっぱり魂の世界での心の使い方が生きるんです。
人間ってのは、どこか弱いところがあるとね、非常に冷静になってくる。
だから、わりとこういった方々が書いた本っていうのはすばらしい、愛情のこもった本ができてますね。冷静になるんですよ。
だから、今現在の状況ってものに絶対にとらわれないで、その状況を活かすこと。
これが、本当に大事なことですね。
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