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そなたの心を見届けた  1988年10月16日

  

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  1. こころの糧             P.1/4
  2. 六根清浄大祓が神様の教え      P.2/4
  3. そなたの心を見届けた        P.3/4
  4. 真実は平凡の中にある        P.4/4

1.こころの糧         P.1/4

ご苦労様です。 たぶん何回も同じ話をしてることが多いと思いますけど、でもね、皆さん三度の食事、これは欠かせないでしょう。肉体を維持するために、どうしても必要ですよね。


それと同じように私のお話は、皆さんの肉体の糧ではなく心の糧なんですよ。肉体を食事で維持するように、やはり心にも糧が必要なんです。それが私のお話です。


皆さん、ここで真剣に、なるほどと思ってお話を聞いて、ところが、ここを離れて少し時を過ぎると、何かおかしいな、どうも摩耶化されてるんじゃないか。そういうふうに言ってる方もいるんですよね。


それはどういうことかというと、皆さんは宇宙の大霊からの分け御霊ですから、要するに神様からの分け御霊。神様という言葉を使いますよ。だからみんな同じ、平等に真実を知ってるんです。


結局ここでお話を聞くときには、その真実の琴線に触れるから、なるほどと真剣になって聞くんです。


ところが、お話を聞き終えて、時を経て我に返ると、もう神様からいただいた魂の意識ではなくて、まるっきり消えるんじゃないんですよ。


だけど神様からいただいた魂の意識が薄い状態、その日その日によって違いますしね、修行の過程で違ってきます。極端なのは、もうほとんど消えかかってるくらいの魂もある。


いろいろありますよ。そうですね、神様からいただいた魂の意識の発露が、八割方あるかたは、10万人に一人ぐらいいるかな。要するに100点満点で言えば80点。


それで、まあ数字で言うのもなんですけれども、50点満点だって、そうね、ま、5万人いるかどうかってことね。


とにかくそういうふうに皆さんは、神様からいただいた魂の意識というものを、ほとんどが見失ってしまっているんです。


だから自我の意識、要するに肉体人間として毎日の生活の中での意識が、皆さん積み重ねられてるでしょう。


たとえば、こうしたい、ああしたい、ああいう物も欲しい。偉くなりたい。あの人よりも綺麗になりたい。あの人よりも成績が良くなりたい。全部欲なんですね。


そういう中で出来あがってる意識だから、その意識っていうのは、すごく人間が疑い深くなるのね。要するに純粋じゃないの。


ここのところ出版社のかたが2、3回来て、このかたは特に、どうも、たくさん学問やられてきてる。まあ、学問をたくさんやられて、実に純粋に素直に成長される方は、ごく稀だと思います。


ホントは学問して、なおかつ素直に成長される。これは立派なんですけどね。学問がいけないと言ってるんじゃないんですよ。


ところが学問した人っていうのは、どうも素直さが欠けるの。だんだんだんだん欠けちゃうの。自分では意識してないですね。


結局いろんなこと知ることによって、いつの間にか気がつかないうちに、自分の心が高ぶってる。自分の心が高ぶってると、人が低く見えちゃうの。


そうすると、どんなすばらしいお話を聞いても、その時点では、その琴線に触れるから、ああ!っと思って聞くんだけど、自分にもう自惚れ心っていうのがあるから、ああ!って聞いたことでも、よく解剖してみたくなる。


そうすると自分で納得いかないものは、みんな悪いっていう表現になってしまう。自分が納得いったものは、みんな正しいと思うわけです。


その自分っていうのはね、何回も繰り返すように、この三次元の世界、自我で出来あがった意識なんですよ。


そういう意識の自分っていうものは、要するに学問すれば自惚れ心が出来てくる。人の出来ないことを自分が出来る。人の学ばないことを自分は学んできた。


そういったことが、だんだんだんだん非常に人を低く見る。人よりも何より自分が優れている。そういう感情が自分では気がつかないままに成長していくんじゃないかと思う。


そういうものが絶えず、真実受けとめたものでさえ否定していく。ですから私、こういう魂の次元の人っていうのは、なかなか神様に近づくことが難しいと思う。


要するに親子で言えば、親からだいぶ離れてる。親はすべての子どもがかわいいと思ってるんだけど、


親が子供を慈しむんでも、やっぱり自分に、お母さんお母さんって、絶えず心を配ってくれる子供はかわいいけれど、全然離れてる子供っていうのは寂しいですよね。


それと同じように、神様もそういう人間を寂しいと思ってるんじゃないかと思います。

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