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初心を忘れない     1994年5月24日

  

どうも本日は皆様ご苦労様です。浄霊祈願祭がウィークディっていうのは集まる人が少ないですね。


私はやっぱり大勢いた方がすごく気がのってくる。普通はどうなんですかね。少ないほうが楽に話せるっていう人もいるでしょうけど、私は大勢のほうが、こう、なんていうのかな。魂が活性化するっていうかね、ものすごく迫力が、やっぱり大勢の方があるんですね。


だからこの間の厚生年金会館でも三千人からの人がいるところで挨拶するとき、気持ちよかったですよね。あんまり少ないとなんとなくさみしい。


ま、余談になりましたけど、今ここに田辺さんがお見えになってますけどね。今日は初心っていうことでお話をさせていただきますけど、ちょうど田辺さんがいたからいいなあと思って。


田辺さん、もう何年なります?長いんですよね。


前にもお話しましたけど、本人がいるから、なおホントの話だってことがよく証明できるんでお話させていただきます。


お孫さんが交通事故を起こしたんですよ。それでお医者様が言うにはね、もう頭蓋骨の中が重箱の中にお豆腐を入れて、こう引っかきまわしたぐらいな頭になっちゃってるというわけ。


だからその時にお伺い立ててみたら、私にはね、「息吹き返すのは4日目」って出るんですよ。もうこれ意識不明になってるわけですから。


そうすると8日の清祓い祭がね、3日目だったんですよ。


それで田辺さんに、お孫さんどうですかって聞いたら、
「いやまだ意識不明なんです。もうどうせ助かりませんよ」こう言ったんですね。


何よ、そんな。あなたね、4日と出てあと1日あるんだよって、私言ったんですよね。


そうしましたら、
「でも医者が、もう頭蓋骨の中が重箱にお豆腐を入れてガーッて引っ掻きまわしたような状態になってるから、これはもう助からないと言ってるので、もうあきらめてます」って言う。


でもまだ息はしてるから生きてると、でも意識が戻らないってことはこのまま逝ってしまうんじゃないかと、田辺さんはもうがっかりしてたんですよ。


でも私、霊感でお伺いしたら息吹きかえるのが4日目って御神示に出たんですよ。


8日に玉串をいただきに田辺さんが来たのが3日目だったんですよね。その時にもうすでにあきらめて来たんですね。


だけどとにかくあと1日あるんだから、まだあきらめちゃ早いよって、私が言って。


「そうですか…でももうそんな状態で、医者も助からないっていうふうに言ってますから、先生、もうだめなんですよ」ってこう言うんですよね。


だめじゃない。まだ1日あるんだから大丈夫。こう言って一生懸命励ましたんです。


頭の中がそういう状態で、医者はそう言ってる。これじゃ助かりっこないって誰でも思いますよ。普通は常識的に考えりゃそうですよね。


でも私はね、4日目って出てたから今日は3日目じゃない。あと1日ありますよ。こう言ったんです。神の神示って今まで間違ったことないからね。

そしたら4日目に田辺さんから電話がありましてね。


「孫が意識戻しました。ありがとうございました!先生が言うとおり、やっぱり4日目に意識が戻りました‼」


もうとっても喜んで、ねえ4日目ですよ、意識戻ったの。それでその後元気になってから、お孫さんをお連れになってご挨拶に見えましたよね。


これ私ね、いい体験だなと思うから、初心を忘れないってことを言いたいんですけども。


私いつもね、皆さんがおかげさまでこうなりました、ああなりましたっていう答えを聞くたびに、ああそうですか、よかったですねって言うけど、口には出さないけど心の中ではね、この感激がいつまで続くんだろう。人間って憐れだなあって瞬間思うんですよね。あまりにもそういう方が初心を忘れる方が多いですよね。


ところが田辺さん、今日もこうやって見えてるからね。ああやっぱり初心を忘れないってすばらしいな。まして目はよく見えなくて足まで悪くて、足引きずりながらここまで来たんですよ。


田辺さんのお宅から遠いんです。電車乗ってバス乗って、それでここに辿りついたわけでしょう。これは初心を忘れないからですよね。


この初心を忘れないってこと、とっても大事なんです、はっきり言って。


初心を忘れないことが次の段階でまた守られるんです。このことをホントに頭に置かなくちゃいけませんよ。


ああ、あの時にああやって助けられたってことをね、どこまでも一番の基準にして絶えず己に厳しく歩むことです。


今度の本にも五つの心がすごく打ち出されておりますけども、最後の五つ目に己に厳しくとありますよね。


1番最初が「素直」2番目が「愛を持ちなさい」他人にですよ。3番目が「信じる心」を持ちなさい。4番目が「謙虚な姿勢」そして最後に「己に厳しく」


これが宇宙を支配する一番中心の神様が教えてくださっている人間の心の基本なんです。


でもどうしてもこの3次元の世界で物質を通すから、基本の心が乱れてしまうんですけどね。


その基本の心をどうかね、なくさないように。真剣に歩んだ方は必ずいろんな面で奇跡をいただきます。


奇跡というのは神様が手を差しのべてくれることをいうんですよ。


普通の方は神様が手を差しのべてくれるっていう表現がわからないから奇跡という言葉を使うんですけど、奇跡というのはね、神様がそなたの心を認めたぞと言って手を差しのべてくれたときに起きるんです。


だから田辺さんのお孫さんね、医者が重箱に豆腐を入れて引っかきまわしたような頭の状態だというのが助かったんですよ。


医者は意識が戻って元気になったことをとても不思議がっていたと、やっぱりこれは奇跡でしょう。


神様には不可能がないんです。その神様に皆さんはおすがりしてるんですから、やっぱりおすがりする以上はただのお頼み信仰じゃなくて、自分の姿勢ってものを絶えずこの5つの心を身につけることに努力することですよね。そして己に厳しくなること。


こんなお歳をとって足引きずってまで誰のお供もなくね、ここまで来るってことは、やっぱり並大抵の信念じゃないですよ。


そういう心がね、私はいろんな面で神様がちゃんと救いの手を伸べてくださるんだと思う。


だいたいね、もう足が悪いから、もう歳とったから、あの時孫が助けられたけど、もう行かなくてもいいやっていうのが普通ですよね。そう思いますよ。どうですか皆さん。自分に比べて考えてみてください。


それをこの方は、もう足を引きずってまで見えてるじゃないですか。これは初心を忘れないからですよね。その初心を忘れないってことは、そのことだけじゃなくて次の段階も奇跡をいただくんです。


ところが最初に奇跡をいただいても、その初心の心を失ったら次は助けていただけないんです。それを皆さん忘れてるんです。


初心を忘れるなって私が強く言うのは次に助けてもらえないから、はっきり言うと。何か事件が起きたときにいくら神様に手を合わせててもね、今度は救ってくれませんよ。神様はすごく厳しいんですから。


どうかね、その初心ってことがとっても大事であるってことをね、今日は胸に刻んでいっていただきたいと思います。

そして真剣にその初心を忘れないで貫いた方には、どんな時でもね、本当に次から次へと奇跡をいただきます。


だから私がこうやって生かされてることも、これ奇跡なんです。


いつも申しあげるように、私が37、8の時に医者にもうだめだと、今死んでも不思議はないとまで言われたんですよ。これも本に書いてありますけど。


その時ね、どうせない命だったら最後のページだけでもまことの生き様を残したいと思ったの。


そのためには、やっぱり人のため世のため、そして神様のお役にたってこの世を去ろう。それが私の最後のページだな。そう思って私はここまで歩んできたんです。


今度新しい本ができまして非常にむずかしい問題も書かれてます。脳死や移植の問題とかいろいろ書かれてます。


本部長と理事長と私と3人でね、していいか悪いかとかいろいろ意見がでました。私は黙って聞いてましたけど、でもさすがに理事長に最後言いました。


さっきあなた方が評議していたけど、私の信念ってのはそれがいいか悪いか、これが正しいよって言ってるんじゃない。正しいとか正しくないとかってこと一切考えない。


今の私の立場になれば、すごく楽なのかっていえば、私は私の立場でやっぱり修行がある。そりゃいやなこともいっぱいありますよ。


人間ってね、死ぬまでそういうことはついて回るんだと思うの。それはやっぱり自分をね、神様は育ててくれようと思ってそういう人生を与えてくださってるんじゃないかなと思ってる。


そういう3次元の苦労がいっぱいある中で、取り乱すことなく冷静に歩んでこれたのは、ただ最後まで少しでも人のお役にたって世の中のお役にたって神様のお役にたってこの世を去ろうという私の信念なんですよ。それが必ず最後に私をとどめてくれる。


神様から見たら間違ってるかもしれないし正しいかもしれない。とにかく私は自分の生きざまを何十年か前に誓った。


それを最後までね、私は持ち続けて生きるつもりなんだよと、だからそれが正しいとか正しくないとかってことも考えません。もし間違ってたら、いつでも裁かれましょうと思いますしね。


ただ自分に与えられた使命感ってものを徹底的に最後まで貫いてこの世を去ろうというのが現状ですよと、だからどんな事件が起きても、自分の目の前に人間同士のいろんないやらしいことがあっても、やっぱりその信念がね、そのいやらしいことも拭い去ってくれるんです。


それでこんにちこうやって私は皆さんのためにもね、少しでもお役にたちたいと思って毎日を過ごさせていただいております。


そう理事長に言いましたけど。


そのせいかね、ええ先生そんな年だったのって、来たての方は言うらしいですけど、もうやがて私も76になりますよね。


あと何年生きられるかわかりませんけど…なんとなく予感はあります。でもね、いいか悪いかは別にして、とにかく自分の使命感を最後まで貫いてこの世を去ろうと思ってますから、皆さんもどうかね、いろんな悩みを抱えてるでしょう。


自分のうちのこういう問題がある。その問題を解決していただくには、私達の人智ではどうにもならないんだから、神様が手を差し伸べてくれなければ解決しないんだから。


そのためには私は私の姿勢をとにかく真剣に、まあ初心でいろいろと体験させられた方は、その初心を忘れずに私は最後まで貫きとおしますよ。というふうにあなた方が神様に誓った時に、神様はちゃんと手を差し伸べてくれるんですよ。みんな心の持ち方ひとつなんですよね。

ところが皆さんね、やっぱり3次元の物質の生活にいろんなわずらわしいことがいっぱいあるから、そのわずらわしいことに負けちゃってね、そしてそちらに引きづられて、自分の正しい歩みが自分が神様から手を差し伸べていただくような歩みがしかねる状態に追い込まれるってことは多いんですよね。


修行ですからね。それを貫いた時、スッと神様は手を差し伸べてくれるんですよ。そうするとこれは人智ではできないこともできる。これが神様なんですね。


今の田辺さんのお話もそうでしょう。頭の中が重箱にお豆腐入れて揺すぶって引っかきまわしたようなそんな状態になってると、医者に言われたって言うんでしょう。


そのお孫さんが、田辺さんが真剣になったお陰で、やっぱり命をいただいたんじゃないですか。


息ふきかえすのは4日目って御神示が出て、4日目にちゃんと意識が戻ったんですね。


あれは鎌倉で、鎌倉っていっても今いる西鎌倉じゃないんですよ。その前の手広だったですね。その手広の時にそういう奇跡をいただいてるの。


その感謝を忘れずにね、西鎌倉へ越しても見えてましたし、もう東京まで来たら見えないかなと思ったんですよね。


ところが田辺さんね、足を引きずってお見えになってる。その姿を見て、ああいいお手本だなと思うから今日はそういうお話させていただきましたけどね。


そういう心情を持ち続けることによってね、奇跡は神様から無限にいただくんです。神様から手を差し伸べていただくことを奇跡というんですよ。


どうか皆さんもそういうふうに神様から奇跡をいただく自分になっていただきたいと思います。


そのためにはこの5つの心を真剣に取り組むことですよね。自分てものを徹底的に神様から気にいられるような姿勢を作っていくことですよ。


どうか真剣に皆さんもがんばってください。お願いいたします。よろしくどうぞ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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