霊の世界に真剣に取り組む   1990年6月17日

  

1.自分の魂と神様の魂が、なぜ一致しないといけないのか    P.1/5
2.親心が神心                        P.2/5
3.物質の世界だけを追いかけない               P.3/5
4.見えない世界を証明する難しさ               P.4/5
5.現し世うつしよにいる誰もが大事な使命を持っている         P.5/5

3.物質の世界だけを追いかけない     P.3/5

西洋医学の世界は、ここが悪ければ、そこを治す薬ばっかりでしょ。そこばかり治す薬を調合してると、必ずその薬はどこかにマイナスをきたすんですよね。


そうすると今度はこっちが悪くなる。じゃ、こっちもよくする薬ってなるでしょう。そうやって追っかけまわしてる。


これ、世の中を生きる姿も、病気で、薬で表現するのも同じなのよ。


そういうふうに追っかけまわしてると、こっちがよくなると、必ずこっちが悪くなるんです。物質の世界ってそういう世界なんです。


だから物質の世界だけを追いかけまわして幸せ感を求めるとすれば、自分が求めるものが、もし与えられとしたら、必ず今度はほかのことができてきますよ。


頭が痛い。その薬を飲んで治った。だけど胃が悪くなった。必ずそういう副作用が出る。それはね、物質だけを、要するに肉体だけを追いかけまわしてる心の姿なんです。


西洋医学ってのは、悪いところを治すことにばかりに心がいってるんですよ。


結局、こっちの細胞ばかりに薬をやってると、そっちの細胞が衰えちゃうわけでしょう。衰えたところが、また病気になるわけでしょう。


ところが東洋医学の場合は、その弱って病気になっている細胞を活性化するんだと思うんですね。要するに人間は細胞によって生きてるんですから。


ただ細胞を活性化するんだけど、すぐ活性化しませんよ。たとえば3年飲まなくちゃとか言うでしょう。ジーッとね、気長に治すことです。これも修行ですよ。


人間っていうのは、ひとつのことをいただくにはね、やっぱり神社の階段をのぼるように、1歩2歩3歩って、なんていうのかな、忍耐っていうかね、そういう心の動きってものは絶対に必要なんですね。


今は、それがだんだんと発達したのか、それとも、それだと人が飲まないからなのか。その辺はよくわかりませんけど、すぐ飲みやすいように、全部粉薬にしてますでしょう。


私は水の量が半分になるまで煎じて飲むとか、この煎じるという、そういう形が一番正しい方法だと思うんですよね。


飲んだらすぐよくなった。これじゃあね、修行にならないんですよ。人間には治すまでの忍耐ってものが必要なの。


ああこれだけ3年間飲んだ。おかげでよくなったんだって、この重みね。この辺が東洋医学のすばらしさかなって思わせていただいてますけどね。


別に東洋医学を宣伝しろって言われたわけじゃないんだけど、自分で体験した結果を言ってるんですよ。

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