こころ

いろんな思いをした中で、人間って物質で生きるんじゃないんだ。魂で生きるんだ。それが本当の生きるということなんだと、いうことをわからせてもらったんですよ。不思議なもので、魂の世界で生きるってことは、物質ってものは、要するに魂に付属してるものなんですね。

人間はどういう状態の中にも、ホントに素晴らしいものを持っていて、無理にじゃなく、自然にそこに心がスッと触れられる人間になれるの。これが魂が高まった人間の味わい。その味わいっていうものが、皆さんの生活の中にも転がっているはずなんです。

たいがいは、自分でもう先に考えて設計しちゃうんですよね。お金のことの場合でも、世の中で生活してる状態で、えーこれだけないと困っちゃうんだけど、ああだとかこうだとかって考えるから、ますます困っちゃうんです。

鎮魂とは、皆さんの魂と親神様とが瞬間ひとつになる時間があるわけです。要するに統一できたってことですよね。その瞬間統一されたときに、自分の大事なことを瞬間思ってごらんなさい。それ必ず叶いますから。

体験した奇跡を、その時の感激だけにしないで、魂の次元におさめること。そうすると、自ずから性格や考え方が変わってきて、三次元のいろんな計算の世界ってものを、平気で離れることができるんですよ。

その時に、なぜ生きてるのかっていうこと、まず考えて、私は自分の欲ってものを捨てました。人間っていうのは、追いこまれた時に考えると、ホントの原点の心が生みだされてくるんです。呼び戻されるんですよね。

完全なる鎮魂をっていうのは、すがすがしくって、もう言葉では言い尽くせない。その時間を何回も繰り返してるうちに、今の悩みにあまりとらわれない心の状態なる。不思議とね、その状態が続くうちに完全に今の悩みの状態も消えていくんです。

皆さん悩みがある時には、その行動も、ちゃんと、やはり神様のメガネに叶うような行動をしつつあるんですよ。ところが悩みがなくなるとね、その三次元の世界にとらわれちゃって、それで自分でコントロールして、自分の姿勢を作っちゃうの。これじゃあいつになったって、ホントの幸せにはなれない。

世の中のいろんなこと、ああなればいいな、これが欲しいって、皆さん一生懸命追っかけまわしてるでしょう。だけどそれは無駄なんです。そんなこと考えるよりは、心を作ること。心を作れば、いやでもみんな叶っちゃうんです。

そなたの心を見届けたっていう太鼓判を神様が押すようなところまでの行ができた人、この人は、あとその先は、そんなに行、行って意識しなくても、自ずからすべてが自分の思い通りの人生になっていく。