今日は何の話をしましょうかね。ここに来るまで何にも考えないで来るんです。
それでここに座ると、いつもお話は突然サッと出てくるんです。
この鎮魂の行事、実は人間には一番必要な行事なんです、はっきり言うと。
私の話っていうのは、これはもう古い人はしょっちゅう聞いてることで、またかということばかりなんですけど。
でもそれは、いつも申し上げるように、真理っていうのは、そう、ないんですよね。
例えば過去の歴史を尋ねても、キリスト教があり仏教があり、いろんな宗教が過去において厳然とありました。でも、ただ表現が違うだけで、みんなひとつなんです。
そうですね、例えば果物、リンゴがあって、ミカン、バナナ、メロン、いろいろありますよね。
だけど、ミカンの好きな人にリンゴを勧めてもおいしいと思わないですよね。
それで今度は、リンゴを好きな人にミカンを勧めても、やっぱりおいしいと思わないかもしれない。
結局、一番おいしいなと感じるもの。ミカンを好きな人にミカンをあげて、やっぱりミカン、おいしいなって思う。
その「おいしいな」って思う感覚はひとつ、リンゴでもミカンでもメロンでも、同じなんですね。
過去においてキリスト教、仏教、いろんな宗教がはびこって、現在でもいろんな宗教が並んでおりますけれども。
今言ったように、リンゴとかミカンとかバナナとか、形の上では違っていますけれど、要するに紹介の仕方は違うけれども、元の真理を、どの宗教でも、表現を変えてお話しているんです。
私はそういういろんな宗教のところを尋ねました。だからその結果、私は幸せになるってことは、
やっぱりその真理を身に付けることだと、真理の道を歩むことだと、それが幸せにつながるんだということを、キリスト教なり仏教、いろんな道をたどってきて神道ありと、結局そこに到達したんです。
それでそこに到達して、結局、頭で知るんじゃなくて、やっぱり自分の肌で、それを感じとらなければ、いつになってもその真理はつかめない。
そのためには、私が過去何十年の間に、いろんな人生を経験した中で感じとったことは、人間はすべて神の分け御霊ということなの。
私達は神様の分け御霊であるから、真理の道を皆さんは歩める人なの。
真理の道って何かっていうと神の道なんです。だから真理イコール神の道なんです。
その神の道をあなた方も神の子である以上、歩めるはずなんです。
それを私は長い人生経験の中でつかませていただいて、あなた方にもお勧めしたいんです。
その結果、答えが必ず出ます。その結果の答えを、私はもう、本当にいろんな体験でいただいてますので、それで、あなた方に今の霊照会のあり方をお話し、行事のお勧めをしてるんです。
そのためには神の子であるということを、まず自覚すること。
それで、神とは何かっていうと、「神」ということに、とても抵抗を持つ人が多いですけど、どっちかというと頭でっかちの人に多いですよね。
理屈でものを証明しないと、どうしてもそれを信じない。否定する。
今度出す「死ぬのは怖くない」という本は、そういった方々にもね、ああ、やはりと思っていただけると・・・。
そういう方々だって感じてるんですよ。神という表現ではくみ取ってないかもしれないけれども。
たとえば、何かひとつの事件にぶつかって、自分が死を迎えるというふうに追い込まれた時、
神ということを意識しない方でも、とにかく必ずと言っていいほど「助けてくれ」という心情が出てくると思う。
なぜ助けてくれという気持ちが起きてくるんでしょうね。ここのとこなんですよ、これね、追い込まれないから、わからないよと言えば、それまでですけれども。
私は、過去においていろんなところで追い込まれてきて、それで、つかませていただきましたけど。
結局ね、絶対、神を否定する人でも、徹底的に追い込まれた時、
「あ、これだめだ!」って、
最後の最後で、必ずと言っていいほど、
「助けてください!」って、
何かすがる気持ちがどなたでも絶対出てくると思う。
それはやはり人間が、三次元の形はないけれど、無形だけれど、でもすばらしいエネルギーっていう表現でいいかわかりませんけど、
とにかく私達が今こうやって生かされてること、生活してること。これは何か、自分たちを生かしてくれるもとがあるんだってことを、たぶんどなたでも、私は意識するんじゃないかなと思います。
そのもとが神様なんですね。
何回も繰り返すように、やっぱりそのもとの神様につながらなければ、いつになっても幸せにならないんです。自分の人智では成功しないんです。
例えば商売やるにしても何かするにしても、人智で考えて計算しても、絶対そのとおりにはなりません。
絶対成功させるには、実らせるには、人智を超えたもの、これを霊智といいますけれども、霊智っていうと、特別な感覚のように考えるかもしれないけれど、すべての人が持ってるんです。
その霊智の開眼ですね、これが私は人間が幸せになる一番のきっかけじゃないかと、その霊智の開眼の一番近道というのが鎮魂です。
この鎮魂が、なぜ霊智の開眼か。結局、霊智とは何か、人智と霊智の違いは何かっていうと、
人智というのは私達の智恵ですね。要するに人間が考えたことを人智っていう。
霊智っていうのは、人間のおよばない「智」なんです。人間が考えても考えきれないような、およばない偉大なる「智」なんです。それを霊智という。
その霊智っていうのは、人間が考えてもおよばないような状態でとどまってる人間でも、その霊智は中のほうに潜んであるんですよ。
それを私は引き出すお役をさせていただいているんです。その霊智が引き出されなければ、いつになったって、あなた方は幸せになれない。
だから、その霊智を引き出すことによって、すべての人類が、その霊智になった時には、要するに神の子ですね。
霊智イコール神なんです。
そうすると、皆さんの霊智が外へ表面化された時には、あなた方が完全に神心で、すべてのことをおこなうことになると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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