- 肉眼で見える世界は、魂のみそぎ P.1/3
- 魂の次元で生きる P.2/3
- 見えない世界がある P.3/3
3.見えない世界がある P.3/3
それで私は、まあ、あなたがたとちょっと違うことろは、もう生まれながらにして、何か、この、霊的なものは確かにあったんだろうと思うんですね。
それを感じたのは、女学校の入学試験の直前に肺炎になってしまって、
医者が、もう当分安静に寝ていなければだめですねと、親に言ってるわけです。
女学校の受験は来年にしなさいと、すごい剣幕で言われたんですけども、なんとしても受けたい。
その時、3歳のときに亡くなった母親のことを思い出しましてね。そして、
「お母さん、私は今年どうしても女学校の試験を受けたい。なんとか早くこの肺炎を治してください」
真剣にお母さんに頼んだんです。
そしたら翌日、医者が来て言った言葉が、首ひねってですよ。
「お母さん、なんか手当しましたか」とまで言ったんですよ。
「何もしませんよ」って、
「すごくよくなってるんですよ」
「この分だと今年女学校の試験、受けに行けますよ」って言われた。
その時から私は、ああやっぱり、肉体はもう亡くなっちゃったけど、
お母さんはいらっしゃるんかなあ。という感じを子供心に思ったんですよ。
その辺からね、なんか肉眼で見える世界ばかり追わない人間になっていったんです。
この肉眼で見える世界にばかりとどまらないで、そういうふうに肉眼で見えない世界に、なんか自分たちの完全なる本当の場所があるんだと、
ズッとあとになってわかったことですけど、
肉眼で見えるこの世界っていうのは、仮の宿だったんだと、
肉眼で見えない本当の世界だあるんだと、いうことを、
その辺からなんとなくおぼろげながらわかっていったんです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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