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心の琴線に触れる 1992年3月8日

  
  1. 誰もがみんな本当の物を持っている   P.1/3
  2. 魂の次元話でお話する         P.2/3
  3. 信じるということ           P.3/3

3.信じるということ   P.3/3

たとえば神様を徹底的に信じたらと、そういう話したんです。とにかく、店を最初に始めたのが5000円でしょう。


その地方でもってオンダさんっていうのが一流メーカーだったの。ヨネヤマさんっていうのも、わりにメーカーだったの。


それで、主人に缶屋さんに行って、オンダさんだけの、新しそうな缶を買ってきてもらってね、それを30ぐらい重ねたの。ボロ入れたり新聞入れたりして積み重ねたの。


その前に触らないように何か置いてね、そういう商売したんですよ。


それで、ほかの問屋さん来ると、

「お宅、オンダさん入ってるじゃない」

そうよって言って、

「うちの菓子も入れてくれませんか」って言うからね、

ああ、委託なら入れるよって、こう言うの。

「へえ、オンダさん委託のはずないよ。あそこは現金のはずだけど、お宅、オンダさん委託ですか」って言うから、

ああ、うちは委託よって、こう言うの。

お菓子全然入ってないの。でもね、こういうお芝居もするんですよ。

そうするとね、おかしなもんで、4、5回来てるうちに、

「委託でいいからうちのも入れてくれ」

あ、委託でいいなら置いてきなよって、こういう調子でね、もう必死ですよ。だって命がけでしょう。


一家心中する考えがあるんならできますもん、何だって。それで私はそれだけの芝居をうちました。


そして、今度はそのヨネヤマさんってのが来て、

「委託でいいから、うちでも置かせてくださいよ。委託ってのは、うちはほとんどしないんだけど、オンダさんもしないのに、お宅が委託だっていうんだから、しょうがない。うちもやっぱり、お宅だけは委託にしますから、置かせてくれませんか」とうとう委託で置いていってくれた。


それで空缶みんなどかしちゃってね、それで委託で置いていったその缶を置いて、今度は実が入ってるから前よりは心丈夫なんですよ。


前は空缶重ねてタンカきってたんだから、今度は実が入った缶を重ねてるんだから、これは楽ですよね。そんな商売をしました。


その時ね、昔で3000円売ると、どうやらひと月が無事に生活ができたの。


私が神様にお願いするときには、最低でもいいから、神さま、どうか私たちに生活をお与えください。私はいつも神様にそう念じたの。


そうするとね、ひと月3000円の売り上げをして、まあ、どうやら最低の生活できたの。


そうしましたら、その月に限ってね、10日分の売り上げが最後の1日に残っちゃったんですよ。1000円残ったんですよ。


そしたら主人がね、おまえ今月は少し残そうって言ったの。私は問屋さんは絶対ゼロにするんです。これ商売の秘訣ですね。


信用っていうのがとっても大事なんです、はっきり言って。いつでも絶対に残さないんです。私は必ずゼロにするんです。


それで、1日で10日分の売り上げするのは大変ですよね。でもその時私は神様を徹底的に信じたんです。今これからね、皆さんにお話しようというのは、その信じる心なんです。


今までもね、最低の生活させていただいたんだし、問屋さんに全部きれいに、いつもゼロにさせていただいたんだし、今回も絶対大丈夫、私はそういうふうに神を信じました。


主人は、

おまえ今月は10日分残ってるんだから、少し残そうよって言ったの。

いや、大丈夫、今月も絶対ゼロにしていただけます。

そうかなあって。

それで、夜の9時頃になっちゃった。まだ200円ぐらいしか、だからまだ800円ぐらいあるわけでしょ。

おまえ少し残そう、しょうがないからって、こう言うから、

大丈夫よ、絶対ゼロになるから。

それでもう、11時になっても、まだ来ないわけですね。


だから主人はその辺でもって、うちの女房、信仰にこっちゃって、少し頭が…って、思ったんじゃないかと思います。そのくらい私は信じたんです。


それで11時ごろになって、おまえもういいじゃないかって、こう言うの。

いえ、絶対大丈夫。

あと30分で戸を閉めるんですよ。

いや、神様は私たちに、いつもいつもゼロにしていただいてたんだから、今回も絶対ゼロにしていただけます。大丈夫よって私は言った。


あと30分しかないのに言ったんです、私は。信じるんだったら、そこまで信じなくちゃ。


これは私、いつも皆さんに、古い人には何回も言う話だから、わかってるんですけれどもね。


そこまで信じてもだめなことがあるんですよ、これは。


そうすると皆さんは、私こんなに信じたのに、神様、だめじゃないっていう考えになるからだめなの。


その時にもしだめだったら、それは己にあるの。


神様には不可能はないんですよ。絶対なんですよ。


その神様が動いてくれる限りはね、奇跡は無限におこなわれる。その奇跡が行われないってことは己に非があるんですよ。


徹底的に神を信じたら、絶対にそこに奇跡がおきるんですよ。てことは、その時も私は体験しました。


それで最後まで信じたんですよ、私は。信じながらもね、心の中では、もしこれで主人の言うとおりに、売り上げが残ったら、まだまだ私は神様から認めてもらってないんだな。


神様から認めていただければ、ゼロにしていただけるはずなんだ。これで最後まで、あと1000円の売り上げがきれいにならなかったら、これは私に非がある。


神様が私を認めてくれないんだ。不可能のない神様が私に手をさしのべてくれないんだ。それは私に非があるからだ。


私が神様にお気にめすような心でないから、結果がそうなんだ。そういう考えに私はもっていく。信じるってことはそういうことなんです。


悪い結果になっても信じなくちゃいけないんです。ここのところなんですよ。皆さん、悪い結果になると神を信じないでしょ。それがいけないの。


悪い結果になっても神様には不可能がないってことをね、徹底的に思わなくちゃいけない。不可能になった時には己に非があるんだってことを考えなくちゃ。これ一番大事なことなんです。


それで、私はそう思おうと思ってた。最後まであと30分で戸を閉めるって時も、おまえいいじゃないか残してもってこう言ったの。いや大丈夫よ、神様絶対きれいにしてくれるから。言い切ったんですよ。


そしたら最後の一枚閉める時、「こんばんは」って入ってきたの。

「おばさん、明日田舎に帰るんだけど、おみやげを3缶ばかり、なんか、見てくれないかな」

しめた!と思いましたね。これで1000円超えちゃったの。10日間の売り上げが、その日1日で1000円超えましたよ。たった最後の一人で。


その頃3缶買うとね、1缶が三百いくらぐらいなの。そうすると、3缶買えば、もうすでに200円くらい売れてるんだから、1000円超えるでしょ。


そして戸を閉め終わったんです。


それで、主人に、あんたね、神さまを絶対信じればこうでしょう。

うーん…って、主人もさすがに、うーんって言いましたよね。


そうなんですよ、皆さん。信じるならそこまで信じなくちゃいけないの。これは、ひとつ、私の生きたお話をしてるんですよ。


実はこういう話を、その時もね、偉い先生方だから、むずかしいことを言ってるよりも、毎日生活してる中での、密着した話のほうが、かえってね、心の中に入っていくんじゃないかなって思うから、そんな話もしたんです。


そうしましたら、その話を聞いていた、有名な先生方が、目頭に涙をためて、それをハンカチでふいてね、聞いてくれましたよ。


それはどなたにも、神様にいただいた魂の次元のね、真実ってものがあるからですよ。


だから、その琴線にふれれば、みんなお互いに同じなんです。この世でどんなに名誉の高い人でも低い人でも、同じもの持ってるんですよ。


だから、その琴線にふれれば、本当にお互いにわかりあえるんですよ。それが一番の、ホントの教えなんです。私、そう思います。


だから当霊照会では、私の何十年間の人生観で、いろいろ経験したことをお話することによってね、


あなた方に、なお一層に、自分たちは神様からいただいた分け御霊の魂が本当の自分なんだと、いうふうに徹底的に思っていただこうと思って、こういう話もするわけです。


そういうふうに思っていただくことが、あなた方が幸せになるんです。


今現在、悪い想念をひきずってるから、魂自体が神様からの分け御霊に復活してないんですよね。


それで、分け御霊の復活をするために、鎮魂と、この浄霊祈願を、悪い想念を切る行事ですから浄霊祈願はね、これを両方でいって、


そしてホントに神の子としてふさわしいあなた方になった時には、もう悩みは何もなくなるの。それで地上は天国になる。


そういう世の中に、私はこの地球にはなってもらいたいと思って、皆さんにそういう心の教えを、要するに魂の教えをさせていただいてるの。


だからどうかそのおつもりで、皆さんも真剣に取り組んでいただきたいと思います。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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