感情に支配されない自分を作る   1993年9月29日

  
  1. 心の中に飛び込むようなお話     P.1/7
  2. 除霊の解釈             P.2/7
  3. 意識のとらえ方           P.3/7
  4. 間違いを正す時は…         P.4/7
  5. 自分の気持ちを置き換えてみる    P.5/7
  6. 霊視は神様の声           P.6/7
  7. 本質を見つめる           P.7/7

3.意識のとらえ方    P.3/7

それと、この間もお話したと思いますけど、我々は意識っていう言葉をものすごく簡単に考えてしまいますよね。


たとえば病院に運ばれた時に意識がない。それが意識が復活して、というふうに、とにかく意識っていうのは、自分の本体じゃなくて、何か物質人間の中の物質のどこかというような感覚でとらえてると思うんですよね。


そうじゃないんです。実はその意識が本体なんですよ。ここのところをね、そう思っていない方は、考え方を訂正してほしいんです。


だから病院に運ばれて意識が不明だという時は、自分の本体は体から抜けてる時なんです。


それで意識が戻ったという時は、自分がまた体へ戻ってきたということなの。


要するにたとえて言えば、体というのはこの家ですよね。私たちの意識の家です。そこへまた戻ったことなんですよね。


ところがお医者様でも、あ、この人意識なくなってると、その内にいろいろ注射をしたり、カンフル打ったりして、あっ意識が戻ったみたいだ、なんて言いますでしょう。


あくまでも肉体現象で皆さんとらえてますけど、そうじゃないですよね。


何回も繰り返すように、意識がなくなったという時は、もう肉体という家から、自分っていうものが出てるんですよ。


それでまた自分っていうものが神様から与えられた肉体という家に戻った時、意識が戻ったということなの。ですから物質現象じゃないんです。


その本体の意識を悪い意識を持たないで、少しでもいい意識を持つことがね、自分では気がつかないままに、魂が高まってるわけです。


要するにいい意識というのは神様の意識なんです。だからその神様の意識になるように、あの五つの心を毎日の生活の中で絶えず忘れないで、日常茶飯事いろんな事があるでしょう。


そのあるたびにね、心の中に頭の中にその五つの心を入れちゃいなさいよ。そしてカッカカッカしてる時に、五つの心の中のどこかをひとつ拾うのよ。


たとえば意地悪されてホント悔しいなと思うような時あるでしょう。そんな時はイライラしてしょうがない状態になりますよね。


そうすると、自分の魂の次元っていうのは低下していくんです。


だからその時に、スッと気がついて、そのイライラを腹がたつことをおさめる心を考えることです。


こっちが何にも悪いことしてないのに、相手が悪く出たときには、あくまでもね、あっ自分の霊体を高めるために、こういう作業がおこなわれるんだなと、


絶えず冷静に物を判断するだけの意識を持つといいんですよ。要するに絶えず客観的に自分の姿勢ってものを置くことが必要ですよね。


これ主観的に置くと、意地悪されて腹が立って、自分の霊体は低くなっちゃうんですよ。


そうするとね、私にこんな意地悪してひどい。これはもう感情でしょう。


感情に支配されていると、人間はいつになっても神様からいただいた魂になれないんです。


だからそういう時には、パッとね、アッこれは私のご修行なんだなっていうふうに、冷静に思える人間になったら素晴らしいんですよ。


そういうふうになれたら、皆さん、求めざるして与えられる人間になるんです。


そういう心を作るために、皆さんにいつもこういう話するんですけど、私もそれを一生懸命努力して、まあ実行させていただいております。

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