人間は、ホントは神の子なんだから、神様の心にならなくちゃいけないのに、
この三次元の世界で絶えず物象にとらわれてね、だんだん神心がなくなっているんです。
要するにお金も欲しい、名誉も欲しい、ただ自分の欲ですね。
とにかく自分中心に考えること、すべて欲なんですよね。
そうすると、自分中心に考えた欲の中には、博愛っていうのが全然消えちゃってるわけです。
そういう面が結局、今こんな大変な世の中に追い込まれてきた。
人間ひとりびとりが全部、博愛っていうところに欠けてしまってるわけです。要するに神心に欠けてるわけですよ。
自分を愛することは知ってるけど、他を愛することがものすごく欠けちゃってるんです。
自分だけ愛してる。そういうことでね、結局どんどん追い込まれちゃう。
それを今度はフッと切り替えて、他を愛することです。それは自分を愛することになるんです。
皆さん、反対のことやってるの。今までずっと。
とらわれた世界っていうのは、楽に自分ってものを中心に考えて、とにかく自分を愛すことの心がウンと強くなっちゃったんです。
それで他を愛す心がウンと少なくなって、ホントに細くなっちゃう。
ホントはその反対なんですよね。
自分を愛さなくても他を愛す心が、結局、結果において己を愛すことになるんです。
錯覚してるの、皆さん。
自分を一生懸命愛せば自分がよくなるだろうと思ってる。
違うんです。反対のことやってる。
自分ばっかり大事にして、自分ばっかりに心をとらわれる人間ってのは、どんどんしぼんでいくんです。
反対に自分のこと全然考えないで、人の幸せになることを、要するに人に愛を注いだときには、
必ず結果において、それだけ自分が豊かになる。それが神心です。
私たちは神様からみんな平等に魂をいただいてる、神の子なんですから。
みんな宇宙の生命体の一コマ、一分子なんですね。要するに神の分け御霊なんです。
そうすると、私たちは神の分け御霊である以上は、神心をホントは持っていたんです。
神心を持っていたら、この世の中に争いもなくなるし、ひとりびとりがみんな幸せに暮らす世の中のはずなんです。
だからこの間も申し上げましたけど、漢字の「幸せ」
幸せの反対がないですよね。幸せの反対は、「不」を付けるほかないんですよ。
他はみんな、美に対する醜とかね、必ず反対の言葉があるんですよ。
ところが幸せの反対の言葉がないから、かろうじて、「不」を付けた。幸せではないって、付けたわけでしょ。そうじゃない?
ホント、幸せって字はひとつっきりないですね。反対の字がないんです。
そうすると、この世界中は本当は幸せな国なんですよ。それを不幸に自分たちでしちゃったんです。
要するに神様からいただいた魂の心をどこまでもお使いになる私たちになれれば、
この世の中がホントに何ひとつ不幸のない幸せな世の中になってるんですよね。
だから少しでも神様からいただいた魂の次元の己に戻っていただこうと思って、私は皆さんにそういう話をいつもさせていただいてるんです。
要するに自分が神心にならなければ、神様の魂をいただいてる心にならなければ、
いつになっても人間は幸せになれないと、よく自覚してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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