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石の上にも三年 ― 心 眼 ―  1988年10月12日

  
  1. 真心の表現         P.1/6
  2. 村八分           P.2/6
  3. 何を言われても       P.3/6
  4. 無言の行          P.4/6
  5. 土用の行          P.5/6
  6. 「正しい」 = 実行      P.6/6

6.「正しい」 = 実行      P.6/6

そして結局は、石の上にも三年て言われましたけど、三年かからないで一年足らずでもって、


私のは霊感じゃないと、因縁で言わされてるんだと言われて、霊感の神様のお使いを降ろされた私のところに、世話人さんが聞きに来るんです。


鶴田さん、今日は何が見えましたかって、私は因縁で言わされているんだから言っちゃいけないって、
先生に止められてますから言えません。って言ったら、


世話人さんが困ったような顔して、鶴田さん、ちょっとこっちへ来てと、他の部屋へ呼ばれましてね、行ったんですよ。


そしたら、鶴田さんに出たことを何ひとつ漏らさず聞いたこいって言うのは、うちの先生なのよって言ったの。


それで私は、勝った勝ったって、ホントに思ってね。勝ったと思っちゃいけなかったかもしれないけど、もうホントにそこまで辛抱したから、そう思いましたよ。


それで、ああそうなのと、先生が私に見えたことを、一切言いなさいということなら、言いますって、全部言いましたけど。


その時は身延山のことが出たんですよね。身延山の管長さんが83歳でお亡くなりになったのが、
亡くなる3日前に、私に品川支部でもって見せていただいてるんです。


それからってものは、その品川支部でやる身延に対するいろんな礼儀がありますよね。


要するに身延の大僧正が亡くなられたんだから、それに対する品川支部での礼儀作法があるでしょ。


そういったことを全部私に知らされるんですよ。こうしなさい、ああしなさいって。


それで、その通りにやって、ひとつも恥をかかないで、品川支部は行ったんです。それでもうすっかり私は、先生に別扱いされましてね。


それまでは、大きな火鉢に、皆さん、こう、あたってるんですよ。10人ぐらいがあたる火鉢なんです。昔は炭ですからね。


そうすると私のところへは、かつてはお茶もお菓子もくれなかった人たちですよ。その人たちが、そういうふうに私の状態が変われば、先生が私じゃなくちゃならない人間になればね、


鶴田さん。これ、あたってと、一人用の火鉢を私のところに持ってきてくれるんですよ。


それで今度は、皆さんには干菓子を、どうぞ召し上がってくださいと回して歩ってる。


私のところには、世話人さんが、先生からですって言って、生菓子を二つ揃えて持ってきて、鶴田さん、どうぞ召し上がってくださいって。


皆さん、どうですか。村八分にされてるときにはね、お茶を隣にくれても私にはくれない。お菓子を隣にはくれても、私にはくれない。


それが今度はね、どうしても私がなくちゃならない、私の霊感が必要となってきた。どうしても鶴田さんの霊感を取りあげなくちゃならない。


そういうことになったら、どうですか。火鉢は私専用の火鉢をくれる、お菓子は先生からの生菓子を私にはよこす。帰るときは、先生からってお土産までくれる。


手の裏返すっていうのはこのことですよね。


それで私は、ああやっぱり、神様ってあるんだな。やっぱり正しさを知るだけじゃだめなんだな。


正しいと思ったら、そこまでね、自分が徹底的に、我慢して突き通さなくちゃいけないんだなってことを体験したんです。


だからまた元へ戻しますけども、ここから及第点になるとすれば、あなた方が、ここからこの修行に入ったとすれば、この辺で脱落する方が多い。この辺まで来る人も多い。


この辺まで来る人は稀。その稀でも落ちる人もいるんです。見てるとね、もったいないなあと思うのに落ちる。


ここまで来ればね、この先は楽なんですよ。この先は何の苦もしなくても、思うとおりに神様がちゃんとお膳立てしてくれるんですよ。私の人生、そうでしたから。今現在そうなんだから。


どうか皆さんもね、そういう例があるんだから、ここまでの修行をすることを考えてくださいね。ここまでやっと来た。ここで脱落しないこと。


そなたの心を見定めたと、神様から言われるまでの修行をしてみたらどうですか。及第点になるまでの修行してみたらどうですか。


そしたら、その先はとっても楽なんです。その先は何にも考えなくても、全てが自分の思う通りの人生になっていく。


天気まで変えられるんですよ皆さん。自分の修行が、毎日の全てが変わるんです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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