- 人間の身勝手さ P.1/3
- 心、迷うことなく P.2/3
- 本当の幸せは自分の中に P.3/3
3.本当の幸せは自分の中に P.3/3
あのね、これ私、そのかたに説明するには、お医者様の話をしましたよ。
そこに名医がいると、その名医にかかってもなかなか治らない。
たまたまやぶ医者だって言ってるところに行ったら、そこで治ったと。
そうすると、やぶ医者も名医になっちゃうんですよ。わかりますか?これ。
それで、ああ、あのお医者さん、人が何かいろいろ言うけれども、いい医者じゃない。すごく腕がいいわよって、
治してもらえば腕がよくなっちゃう、やぶ医者もね。
世間ではやぶ医者とあだ名がついてるのも、治ればいい医者になっちゃうんです。そのかたにとってはですよ。
そうすると次にまた、ほかの病気が起きる。
名医だから、前の病気治してもらったからっていうんで、飛んでいく。今度は治らない。
そうするとまた、気を、心を迷わすわけ。なんとなく今度は、あっちの医者行ってみようかな。また今度は、ほかの医者へ。
名医だったはずなんだから、ここで治らなくちゃならないはずなんです。でも治らないんですよ、いつになってもね。
そうすると、ほかへ行きたくなっちゃうんだね。それで、ほかへ行ったら、たまたま治った。
あら、ここはすばらしいわと、あそこでなかなか治らなかったけど、こっちに来たら治った。
あ、こっちのが、なおすばらしいんだ。こう思っちゃうわけだ。
おバカだね、人間ってのは。そうすると、その現象が果てしないんですよね。
そっち行って治ったから、あ、この先生すばらしいんだと思ってるうちに、また問題が、悩みが起きてくる。
そういう道をたどってたんじゃ、信仰の道がですよ。こっちの神様がいい。あっちの神様がいい。そっちの神様がいい。
そういう心で信仰してたんじゃ、いつになったって本当の幸せはつかめないんです。
本当の幸せってのはね、自分の中にあるんです。あなたがたの中にあるんですよ。
そのあなたがたの中にある幸せをつかむ、そういう魂を持っているにもかかわらず、その魂の発露を、皆さん、なさらないんですよ。
それで、他にばかり求めるんです。楽だから、そのほうが。
ホントに幸せ感を求めるものを持っていながら、その求めるものを持ってる心づかいっていうか、魂の発露っていうか、そういったものに、あなた方が没頭しないから、真剣に取り組まないから、
ということは、神様は言葉では言わないし、悪いことしても、なんとも文句言わないし、いいことしても褒めてくれない。
だから現象にとらわれるほうが楽なんですよ。そして現象にとらわれて、結局は宗教まわって歩ってるわけ。考えてみると憐れですよね。
だから当霊照会の門叩く人は、そういう信仰になってもらいたくないんです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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