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現象にとらわれない心 1992年5月8日

  
  1. 人間の身勝手さ       P.1/3
  2. 心、迷うことなく      P.2/3
  3. 本当の幸せは自分の中に   P.3/3

2.心、迷うことなく      P.2/3

それで、そのかたの場合も、そういう事故が起きて、お嬢さんが、ホントはもっと大きな事件になるところを、


大神さまのおかげで大難が小難で、たいした事故にならなくて、おかげさまでって、夢中になって来てましたよ。


ところが今度は、このかたの場合は、霊査もしてあげました。


そしたら、ご先祖様が神社を創立してるというのが、私にきましてね。


その時に、神社を創立してる先祖なんだけれども、お祀りするのは神主さんでしょ。


その神主さんと先祖とが、トラブルがあったんです。ありそうなことですね。


そして結局、昔からよく、「坊主恨まれど九代祟る」って言われますけど、同じことです。神様に仕える、仏様、同じですよね。


だから神主さんとトラブルがあったことが、
今に及んでいろいろと悪い作用をするわけです。


それは、あちらさんが別にそういうこと言わないのに、


お宅のご先祖様で、神社をお造りしてて、そして神主さんとのトラブルがあって、その悪い想念をひきづってますよって、言ったら、


実は、それ、主人が言ってましたけれども、
九州の方ですけど、ご先祖様が確かに神社を造ったらしいんですって。


神社を造ったんだけれども、なんか、いざこざがあったようなことを、ちょっと聞いたと、


いやあ先生、すごい。なんて、その時、言ってくれましてね。


だから、そうですかと、そういうものをひきずってると、結局今、悪い現象が出るんですよって、こう言ったの。


だから、その因縁を、悪い想念を切らなくちゃと、はい、わかりましたって言って、一生懸命やってたんですけど。


まあとにかく、それだけの、坊主恨まれど九代たたるっていうぐらい、神主さんも同じ立場ですよね。


だからそのくらい悪い想念を引きずってるんだから、いくら神様に手を合わしてるからっていったって、


自分たちの今現在の悩みがスッスッスッスっと解決、それは、いきませんわね。


やっぱり、その大小をひとつひとつ切ることによって道が開けるんだけれども、


人間っていうのは愚かなものでね、もうある程度のところまで行ってるのになあっと思うところで、


不思議と、何ていうか、ほかの現象が出るんです。絶対にこれは。


そうすると心迷わすんですよね、非常に。


そして、別の、そこへ行くと、不思議と今まで治らなかったのが、いい方向に向かっていくんですよ。


それが、相手が神様だとすれば、ああやっぱりこっちの神様のほうがありがたいんだ。


すぐ結果が出るからね、ありがたいんだって人間は思いがちなんです。


ところが、それがやっぱり現象にとらわれてる人間の心なんですね。


そういう現象にとらわれた人間の心で信仰心をしてると、ありがたいんだって言ってるのは、束の間になっちゃうんですよ。


また何か起きてくるんです。そうすると、今度はなかなか片づかないんですよ、そこの神様で。


それで、なんとなく気を迷っているところに、またほかの神様に縁ができる。そこでまた、その問題が片づくんですよ、不思議と。


そうすると、あ、こっちの神様ありがたいんだって、こうなる。

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