神道で言いますとね、天之御中主大神様っていうのは宇宙神。要するにすべてに司るところの最高のパワーをお持ちの神様です。そして、お働きの神、八百万の神様があるわけです。いろいろと働きの神様があるわけですね。

毎日の生活を営んで、どうしても肉眼で見える世界にばかり心いって、そこで自分の心を作りますよね。そうすると肉眼で見える世界っていうのは、むろん物質の世界ですから、どうしても物とか、名誉欲とか、とにかく非常に、今肉眼で見える自分てものを、ホントに幸せにしようという考え方がどうしても強くなる。

もうカッと目を開いてね、お曼荼羅の一点をジーッと見つめて、真剣に拝みました。3日目に見えましたね。お曼荼羅の両脇に、こう、森が見えてくる。目、明いてですよ。で、森のとこに七つの滝が、こう落ちてるんですよね。

字でも絵でも音楽でも徹底的にその心が入ったものはすばらしいですよ。何百年、千年経ってもね、その心はあなた方に私に、すべての過去の人類に全部通じるってことは、心が入ってるからですよ。

こっちの神様がいい。あっちの神様がいい。そっちの神様がいい。そういう心で信仰してたんじゃ、いつになったって本当の幸せはつかめないんです。本当の幸せってのはね、自分の中にあるんです。あなた方の中にあるんですよ。

とらわれた世界っていうのは、楽に自分ってものを中心に考えて、とにかく自分を愛すことの心がウンと強くなっちゃったんですね。それで他を愛す心がウンと少なくなっちゃうんです。ホントに細くなっちゃう。ホントはその反対なんですよね。自分を愛さなくても他を愛す心が、結局、結果において己を愛すことになるんです。錯覚してるの、皆さん。

私も、ここまで来る間に、いろんな問題を歩んで来て、それでいつも体験することは、本当に人間って頼りないですよね。たとえば、うちの息子が通っていた幼稚園の問題、その時にも随分、苦しみました。その問題を解決するために、出血がひと月ぐらい止まらない。そういう体の状態になって、それでも私、これを成功させようと思ったんですね。

お互い神の子になって、姿勢を整えれば相手に必ず通じるんです。格好付けに意識を持っていくうちは、まだだめなんです。そういう格好を離れて、お互いの真心の琴線に触れるだけの姿勢を整えて、初めてそこにすばらしい人間関係ができてくる。

三次元に行って、また霊界に戻って、その繰り返しで、自分たちの霊体を高めること、それによって生命体っていうのは、永遠不滅に成り立っている。そういう営みがあるんですよ、生命体の中に。要するに法則なんですね。

歌ってのはね、自然にひたりきってそのままを歌えばいいんですよ。魂が清まってくると、自然に、こう、スッと入れる己になっていきますよ。そうすると、その自然のものすごい表現が、サッと出てくるんじゃないかと思う。