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人智で及ばないアルファの世界       1989年11月6日

  
  1. アルファを身につける         P.1/2
  2. 絶えずアルファの営みがある      P.2/2

1.アルファを身につける     P.1/2

どうも本日は皆さまご苦労様です。


さっき、こちらに来る車の中で、五感っていう話が出たんですけどね。


皆さんね、五感で感じてる状態、要するにこの三次元の世界、物質の世界で感じ取ってること、五感ですね。


そういった状態で生活を営もうとしてるから、いつになっても人間っていうのは、過去から現在に渡って、いろんな知らぬ間に犯せる罪がありますね。また承知して犯してる罪もありますけど。


要するに、そういったことは悪い想念ですね。悪い想念を引きずりながらのあなた方の五感の姿勢なんです。


ですから結局、同じ五感といえども、そういうものを引きずっていながらの五感ね。


ですから、そういう三次元の世界の生活の営みっていうのが、どうしてもそれの虜になって生きてる以上は、いつになっても自分たちのその悩みとか毎日の生活の中の不満ね、そういったことが絶えず付きまとって生活してる状態。


特にひどいのは、もうどうしてだろう、うちは何かに祟られてんじゃないかしらと思うくらいにね、いろんな悪い現象ばかり次から次へと連続していく。そういう家庭もある。


で、そこまで呪われてると思われるような状況じゃないけれども、やっぱりいろんな面で満たされてない。


そういう生活の状態っていうのは、まあ、方程式の状態とでもいいますかね。


それをね、昨日もそこにいる前田さんともお話したんですけども、前田さんのご主人様が学者なんですよ。


で、奥様はここへ来て、何となくその状態が、自分のご主人様の今の状態っていうのをお分かりになるんだろうと思うんですけれども。


奥様がこういった世界のことを、ちょっとでもお話するとね、


祈って何になる。祈ったって何にもならないじゃないかと、要するに活動しなきゃ何にもならないと。


その活動とは何であるかというと、体を動かし頭を使わなきゃ何にもならない。


こういう考え方なのね。要するにこれが方程式なんですよ。


ところが過去において、湯川博士とか、エジソンとか、こういうふうにまだ電気の光が全然ない時に、この電気が全然人類の中に取り入れられない時に、既にエジソンは、この電気を発明しましたよね。


その電気を発明した状態っていうのは方程式じゃないんですよ皆さん。あの1+2=3であるっていう、そういう状態じゃない。


そういう決められた状態を乗り越えた、人智ではない状態。


なんていうかな、やっぱり閃きですかね、魂の。


あの湯川さんの中間子も、そういう状態で初めておわかりになったんだろうと思いますし、


エジソンとか湯川博士が、そういうことに目覚められたってことも、これは方程式じゃないんですね。


人智で及ばない、やっぱりそこに、アルファってよく一般では言ってますよね。要するに結局、霊的な閃きですかね。


こういったものが人間に身につかないと、いつになっても方程式でこの世の中を作ろうとすると、過去の非常に悪い想念が多いから、どうしても幸せになれないんです。


だからその悪い想念を打ち消すのも、やっぱり自分ってものを、アルファの状態にしなければ、霊的な状態に引きあげなければ、いつになってもその方程式の状態で振り回されてる。


だから、そのためにこの霊照会が、感応講座だってそうですけど、この感応講座、見た目はね、そういうことにあまり意識を持たない人たちから見たら、非常に馬鹿々々しいような風情。


ところがね、人間っていうのは、その馬鹿々々しい風情の中に、素晴らしい生かされたものがあるんだってことを、頭でっかちの人、頭で難しいことを考える人は、特にそういうことに対して否定するんですね。


否定というか、わからないということになるのかどうか知りませんけど、とにかくそういう意識を持とうとしないんですよね。


頭で考えて、そして哲学じみた考え方をどんどんどんどん突っ込んでいったりすることの方が、高度だという考え方になってるんですけど、それは私は、やはりあくまでも人間の人智的な考えだと思うんですよね。


でもそれじゃいけないというんじゃないんだけど、そういうふうにどんどんどんどん突っ込んでいって、


そしてある日突然に、その人智では及ばない、人間の計算では行われない、なんか素晴らしい、自分でなぜこんなことが考えられたんだろうと思うような、要するに閃きですね。


そういう素晴らしいものをこの世に生みだしてる方々っていうのはね、そういったことが私は身につく状態ではなかろうかと思うんです。


これは科学にしても医学にしても、それと芸術してもね、すべてに言えると思う。


すべての中に、そういった五感を超越したもの、要するに霊的な感応ですか、そういったものが身についた時に初めて、


人智では及ばないようなすばらしいことが、私がどうしてこんなことができるんだろうかと思うようなことが、必ずできてくるんです。


そのためにね、とにかく私はそれに取り組んで、皆さんにこうやって指導させていただいてるんですけど。


というのは、私は生まれてから霊的になったわけではなかったらしくて、その前から霊的な持ち主だったらしいんです。


そういったことでね、非常に私をとおしていろいろ奇跡が行われます。


自分もいただきますけれども、他人にも施せるということは、やっぱり方程式じゃないんですね。私の頭の中はそれを超えてるわけです。


そういう状態にあなた方にもなっていただこうと、そのために私が今まで過去の人生で行ってきたことが、まずこの鎮魂なんですね。


座禅を組んで、精神統一。これを徹底的に私は、実は若い時に行なったんです。


徹底的に若い時に行なったというのは、誰にも教えられなかったんですけれど、


私にはもう生まれながらにして霊的なものをいただいてるから、誰にも教わらなくも、やはりそういうことを望んだんでしょうね。


やっぱり霊的に自分が高まっていくのは、この鎮魂であると、要するに座禅を組んで精神統一して、自分の気持ちが雑念から一切離れてね、瞬間、この宇宙の中にグーっと溶け込むような瞬間が、真剣に組むとあるんです。この状態というものが、私は無限の力を呼び込む、そういう瞬間だと思う。


皆さん宇宙に、何か、こう生かされてる、何かが遍満としてるっていうような、そういう感じがしませんか。


そういう時間をね、とにかく鎮魂を重ねて、たくさん持つ人ほど、早く霊的なあなた方になっていけるんじゃないかと思う。


霊的なあなた方になってくるということは、いつもお話するように、神様って形がないし、いうなれば霊的な存在ですよね。


それでなおかつ、万物生成、すべてのものを生かされてる元ですよね。そういうエネルギーの元とでも言ってもいいかな。


そのエネルギーの、ホントのひとコマを私たちも持ってるわけですよね。


その自分のエネルギーが、無限のエネルギーに瞬間つながるんですから、瞬間つながった時の、このエネルギーっていうのは、これはもう無限のエネルギーなんですよね。


そういう状態の時に閃くことっていうのは、これは人間では考えられないようなことも生まれてくるのは当然ですよね。


その状態に皆さんもなっていただかないと、なっていただくために、私はこの修行をおすすめしてるんです。


そうしますとね、過去世の先祖が置いていった悪い想念、こういったものも自ずから消えていくんです。


で、悪い想念がまず消えていきますと、今度は完全に悪い想念が消えたところの精神統一ができるようになるわけですね。


そうすると、精神統一が完全にできた時には、悪い想念はまず消えて、なおかつ今度は、この三次元の世界で生かされる自分たちの考え方や行い、


そういったものがすべて自分の思いのままに行われていくんだっていうこと、私は身をもってね、あらゆるところで体験しています。


そういった体験は、もうたくさんあるんですけど、今日遠藤さんから、先生、お写真ができましたって、持ってきてくれたのでね、この体験が今の話につながるから、生きたお話として、皆さんに話させていただきます。

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