求めざるして授けられる   1991年10月12日

  
  1. 未来のことは、すべて神計らい          P.1/5
  2. テレビ番組の出演 ①               P.2/5
  3. テレビ番組の出演 ②               P.3/5
  4. テレビ番組の出演 ③               P.4/5
  5. 当たる当たらないではなく、真剣に己を作ること  P.5/5

テレビ番組の出演 ②   P.3/5

その後もいろいろとあって、モンタージュなんかでもね、


これは霧積の事件なんですけど、20年前に女性が殺されてるんですよ、炭置き小屋でね。


問題は、その女性がどういう人だったかを霊視してくださいということなんですよ。霊視するのは、私の他に4人いるんですね。


ところが、その問題を事前に何も聞かせてくれないんですよ。だいたいはディレクターが少し教えるんですよね。


だけどその時は、何にも、もう徹底的に教えられないでね。それで前日に、


「先生、氷が厚いので、前の場所は変わりまして、他の場所に行くんで、どこへ行くかわかりません」て言うんですよね。


だから横川の駅に着いたら、ディレクターが迎えに出て、こういうところですって、少しは教えてくれるかなと思ったら、そのディレクターが来ないんですよ。


それでタツオカさんっていう、氷の中へ足を入れて、それで霊感が出るっていう霊能者がいるでしょう。


その人がね、午前中の番組から帰ってきて、ディレクターに送られてね。私は午後だったの。で、駅で会ったんですよ。


それで「ああもうだめ。私、降りるわ。全然だめなの。さっぱりわかんないの。はずれちゃったわよ。」なんて言ってね。で、向うから来る電車に乗って帰りましたけど、


そのディレクターかなと思って、どんなところなんですか?って聞いたら、僕はその担当じゃないからわからないって言うの。


だから、担当のディレクターの方は?って聞いたら、現地におりますって言うんだものね。


だから、わぁ、これは何にも聞けないまま現地に行って、ぶっつけ本番で、もう絶対絶命ですよね。もしはずれたら困るなあと思いながら、何も問題わかってないしね。


横川の駅で釜飯が美味しいからって買っていったんだけど、もう喉を通りゃしませんよね。


それで直前に、ディレクターにどういうことなんですかって聞いて、


実は10年前に、この炭置き小屋で人が殺されたんだと、その炭置き小屋の近くの、下が窪んでるところがあってね、向こうに山が見える。そこで霊視するんですよ。


どういう人が殺されたか霊視してくれというわけ。まだ犯人が出てないんですと。


さあね、もうホントに私は何にも聞いてなかったんだから。主人も隣りにいましたけど、ハラハラしてましたよ。


ホントにちょっぴりでも教えるんですよね。ところが私には、全然、何にも教えてくれない。


それでもう、しょうがないやと思って、もう捨て身で立ったんですよ、真剣に。


そしたら、丸顔で、前に髪の毛が下がってるのが見えてね、それをそのまま書いてもらっていったんです。絵描きさんにね。


その頃は、現地で撮ってから、必ずテレビ局に入るんですけど、そのテレビ局に入った時が、寺内大吉さんのレポーターでね。


それで私の他に4人行ってる、その人たちに書かせたモンタージュが、掲げてあるんです。みんな同じようなんですよね。


髪の毛が右に垂らしてるか、左に垂らしてるかの違いで、みんな細長くて、同じような顔なんですよ。


そしたら寺内大吉さんが何て言うかと思ったら、やっぱり霊能者ってすごいですね。一様に、みんな同じように見えるんですね、さすがですねって、こう言うんですよ。


ところが、私のは場違いのほうへ置いてあるんです、全然違う顔だから。


あら、申し訳ないことしちゃったなと思ってね。うちの会員さんにえらい恥かかせちゃったな、悪いことしちゃったなと思って、あの時5、6人引っ張って行ったんだから。


それでも自分の出た番組だから、見なくちゃなと思って見てたんです。


そうしましたらね、4人の写真が出て、羽佐間道夫さんのナレーションで、なにかいろんなこと言ってました。


そしたらね、その途中で、松田警察署員のところへ、霊能者の書いたその絵を持って行ったと。


そしたら松田署員がいっせいにね、一人の書いたモンタージュの人を指さして、ウワァこれそっくりだ。すごい!って、10年前の新聞写真にそっくりだって言ってる、その声が聞こえるんですね。松田署員が言ってるんですよ。


えっ、そっくりだっていうと、他はみんな4人一緒なんだしね、私だけ間違えて書いたんだから、じゃ、私のことかなあ、なんて思いながらね。


でもまだ出てみなくちゃわからないからね。おっかなびっくり見てたんですよ。


そしたら10年前の新聞の写真が映ったんですよ。その隣に私のモンタージュ。そっくり!


それでその時に、主人にディレクターは何で私だけ教えないんだろうね。よっぽど意地悪されてるんだね。皆さん同じような顔を書いてるってことは、あの人たちは、写真を見せてもらったんだねって言ったら、


いや、写真を見せてもらったんじゃなくて、特徴だけ言われたんじゃないかって、そんなこと言うんですよ。


特徴だけ言われて、同じような顔に書けます?


写真を見れば、同じような顔に書けるけど、特徴だけじゃ同じような顔に書けませんよね。


なぜ私に写真見せなかったんだろうなあと思って、考えてみたら、まあよく解釈すればね、この中で本物はこの人だと、だからこの人には見せないで、ホントのことをやらせてみようと、いう解釈もできますけど。


それで結局、他の人たちは生前中の写真を見せてもらってるのね。毛の長いときの写真を見せてもらってるのよ。


ところが新聞に載ったその頃の写真っていうのは、毛が短くて前髪下がってて、丸顔で、そういう写真なの。まるっきり違う写真なのよね。


だから新聞に載った写真と、私が書いた絵と同じなの。


それでもう一つはね、私は犯人の顔も書いたんですよ。もういいやと思って、サッと浮かんだものを書きました。


でもあの時うれしかったです。ああ私って、まだ落ちないなと、私の霊感、まだ大丈夫だなと、ホントにその時自信を持ちました。

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