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見える世界にとらわれて悩みの虜になる 1992年3月8日

  

どうも本日はご苦労様です。
今皆さん、鎮魂をなさって、そのあとは浄霊祈願ですね。


これは、実は皆さんにとって、とても大事な行事なんですよ。


こんなことで、こういうことしてて幸せになるのかしら…なんて、お思いになるかもしれませんけど、


これはもう、毎回申し上げることですけども、肉眼で見えない世界を、皆さんは、わりと重視しないんですよね。


どっちかっていうと、肉眼で見える世界にばかりとらわれることが多い。


肉眼で見える世界にとらわれて、その世界の中からでっちあげた考え方ってものが、生まれてくるんです。


それがほとんどなんですよね。
だから人は悩みの虜になっちゃう。とらわれてるんです。


そういう肉眼で見える世界の中で生まれてきた考え方っていうのは、本当の自分の考え方じゃないんですよ。


ホントの自分の考え方っていうのは、何回も申し上げるようにね、肉眼で見えない世界がホントの世界なんです。


たとえば、この宇宙そのものにしたって、肉眼で見えないものがいっぱいあるんです。


そうすると、まずこの魂ですね。信仰では魂という表現をするんですけど、科学ではエネルギーとか言いますね。


そういう肉眼では見えない力、また、その魂の存在。
こういったことがね、実は私たちと深い縁があるんです。切っても切れない縁があるんです。


それに皆さんが気がつかない。
絶えず肉眼で見える世界のことばかりに追い込まれて、追われてね、


そして、自分が求めるものを求められなかった時に、それが悩みになるわけでしょう。避けてるものが悩みですね。


悩むとこれをとても苦痛に思うわけでしょ。それは全部、この肉眼で見える世界をとおしての悩みなんです。


そういう悩みにとらわれてるあなた方が、そういう肉眼で見える世界でできあがった精神的なものを、早く気がついてね、


そして、じゃあ私たちはなんなのよと、まず自分ってものを振り返って考えてみてほしいと思う。


こうね、鏡に映したりなんかして、目と目と合わせたりなんかして、この世界が自分の世界と思ってるわけでしょう。


それは、そうじゃない、本物じゃないんだと、何故なのよと、いう質問をしたくなるんじゃないかと、私は思いますよ。


確かに、何故なのよ!なんです、はっきり言って。


私たちがホントの世界を知ったならね、そういうのにとらわれないですむようになってくるんですけど、


ホントの世界を知らないから、どうしても肉眼の世界にばっかりとらわれて、その世界でできあがった、いろんな精神的な感情が、喜びとか悲しみとか恨みとか、いろんな感情が出てくるわけですよ。


そういうことを考えてる状態っていうのは、ほんとはね、何回も繰り返すように、全部肉眼で見える世界から生まれてきたの。


たとえば、この自分の姿を、自分がこれだと思ってる。そうするとこれを喜ばせるために、まあはっきり言って、この世では、お宝、お金がほしいですよね。


それと名誉もほしい。同時に健康な体であってほしいですよね。それが最大の自分だと思い込んでる。


ところが、そうじゃないんですよ。それは全部、錯覚なんです。


そういうことはね、今現在悩んでることも、時が過ぎればなくなってしまうの。


極端なことを言いますとね、皆さんがこの世に肉体をいただいて、それでいる間は、なくならないかもしれないけど、


肉体がなくなった本体の自分になった時には、今考えてる諸々の悩みが、要するにこの世の悩みが、全部なくなっちゃうんです。


ところがね、なんていうのかな、現象そのものはなくなるけど、念ってものは残るんですよ。念は見えないでしょう。


たとえば恨みとか、いろんな念がありますよね。そういう念だけは、この肉眼で見える世界からホントの世界に行った時、持っていっちゃうんです。


何故かというと、私たちはみんな平等に神様の分け御霊をいただいてるんですよ。
あの人には濃く、あの人には薄くじゃなくってね、


神様は平等に私たちに魂を授けてくださってる。
私は神様と呼ばせていただきたいんですけど、大霊、エネルギーともいいますね。


それで、その魂が実は自分の本体なんです。そこにほとんどの人が気がつかないんです。


そこに気がついて、肉体そのものではなくて、肉体の中に宿ってるこの魂、これが自分の本体なんだよ、ということを、本当に心の底から思いきれる人間になったら、その魂自体の心の発露がされますから幸せになれるんです。


これはね、この肉眼で見えた肉体をとおしたところの心の発露と違ってるんです。
本体の心の発露っていうのは、私は「死ぬのは怖くない」の本にも載せてございますけどね。


素直になること、愛を持ちなさい、信じる心を持ちなさい。それで、謙虚に、己に厳しくと。


これが私たちの神様からいただいた分け御霊の魂、要するに神様からいただいてるわけだから分け御霊ですね。その魂の本体の心づかいは、そういう心なんです。


だから、自分の本体が発露されるようになると、そういう心づかいができるようになるんです。


そういう心づかいができるような魂の復元を求めて、当霊照会はあなた方に鎮魂や浄霊祈願をやっていただいたりしてる。


でも浄霊祈願っていうのはね、過去世の悪い想念を断ち切る。たとえば先祖が、この肉眼で見える世界にとらわれてね、


お金がほしいとか、やれ、何がほしい、かにがほしいとか、要するに自我です。欲ですね。


そういうことで、ずいぶん人を傷つけたり悲しませたり、そして感謝心を失ったり、そんな心がね、結局悪い想念になっちゃうんです。


念ですね。念だけはね、あの世へ引きずっていくんですよ。そして、そういう悪い想念を引きずってあの世へ行った時に、その想念をこの物質の世界に送るわけですね。


自分たちが、ああ、あの人に悲しい思いさせたとか、それこそ、神様に対しては、ずいぶんご無礼を働いたとか、とにかくそういう悪い想念です。


この悪い想念は、見えない世界へ、要するに霊界へ帰った時に、引きずっていくんです。


この悪い想念を断ち切るのが、この浄霊祈願であり、なおかつ、パワーの高い霊能者によって、断ち切っていただく。


私も皆さんと同じように苦労をしてきました。その中でやっぱり神があるんだなってこと、心の底から本当に信じ切れるだけのいろんな体験をしてきたんです。


それによって、その結果もわからせていただいたんです。だから私のは学問じゃないんです。これを里の行と申しておりますけどね。


毎日あなた方が生活している、その中で悟らせていただくことが、必ずできてくるんです。


たとえば、先祖が霊界に行ってしまう。そうすると、悪い想念をひきずってるから、いろんな悪い現象が生まれてくる。


そして、なおかつ自分の魂が、この肉眼の世界、見える世界にとらわれてるから、先祖の悪い想念に自分のその念がプラスアルファしてくる。だからいろんな悩み事が起きてくるんです。


このいろんな悩み事から解放されるためには、どうしてもね、この三次元の見える世界にとらわれる心ってものを少しでも制御して、見えない世界に本当の自分の姿があるんだと、姿っていう言い方はあわないけれども、要するに魂ですね。


自分ってものは見えない世界にあるんだということを心の底から認識なさるとね、これよくわかるんです。


こうやって私が今お話しててもね、あなた方はいろんな体験をとおさないと、たぶん、なるほどそうかなと思うぐらいのところで、終わってしまうんだろうと思います。


でも、やっぱりそういうお話を何回も聞いてるうちに、自分が毎日の生活の中でいろんな目にあうでしょう。


その時にたぶん私のお話ってものが生かされる時も長い道中にあるんです。だから古い会員さんたちには、よくそういう言葉が出てきてます。


たとえば自分が人間関係でえらいところに追い込まれた時に、すぐ私の御教えがヒョッと頭にひらめいて、あ、そうだ、こういう時には、こういう心構えになれと先生が教えてくれたっけ。


そう思いなおして、考え方を変えるとね、案外結果においては、とてもいい方にいったと、いう報告もあるんです。


だから私のこの御教えも大切なのかなと思って、こうやってお話させていただくんですけど。ま、そういう私もまだ修行中なんです、はっきり言って。


ですから、浄霊祈願は先祖が置いていった諸々の悪い想念を断ち切っていく。それを断ち切らなければ、あなた方が幸せになれない。


それと同時に、鎮魂は、さっきも申しあげたように、本当の自分の魂に復活するためにやるわけです。自分たちの魂が神様からいただいた分け御霊の魂に復活しなければ幸せになれない。


これは幸せになる絶体条件なんです。どうかそれを、絵空事のような気持ちで聞かないで、


自分の魂っていうのは、神様から分け御霊をいただいたんだ!っていうふうに、心の中に徹底的に刻んでほしいんです。


そして神様からいただいた魂の心遣いって、どんな心遣いかってこと、よーく頭の中へ叩きこんでほしいんです。


何回も繰り返すように、素直になること、愛を持つこと。皆さん、どっちかっていうと自分を愛すけど他人を愛さないでしょう。


私は比重の問題を言うんですよ。いや、そんなことないよ。私、他人だって愛してるわよ。なんて言う人いると思いますけど、比重においては、他人よりは自分を愛してるでしょ。


これ違うんですよ。自分を愛す前に他人を愛さなくちゃいけないの。これが愛って言うんです。


それでなおかつ信じる心を持つこと。絶対信じること。


そしたら、「先生、実は私、信じて騙されました。それでも信じなくちゃならないんですか」

そう言う人がいたんですよ。ここで私が答えたことは、騙されてもいいから信じなさいって言ったの。


ね、相手から騙されて、そうするといつのまにか物質世界の現象にとらわれてるわけですね。そうでしょう。


私の言う信じる心ってのはね、そういうところから生まれてくる信じる心を言ってるんじゃないんです。


神様からいただいた分け御霊からの発露の信じる心を言ってるんです。


肉眼で見える物質の世界で騙されたから、それでも信じるんですか。これはもう物質の世界の考え。ね、徹すればですよ、物質の世界で騙されてもいいから信じる心を作ることです。


何故かと言いますとね、その信じる心っていうのは、神様からいただいた分け御霊の心なんです。


だまされてもいいんですよ。何回騙されてもいいの。その信じる心、作ってごらんなさい。


親神様は、我が子が痛めつけられて悲しんでるの見てます?


その方が、コテンコテンにやられて、それでも相手を恨まないで、神心で、要するに神様からいただいた魂の発露の心でいたなら、ちゃんと親神様が守ってくださいます。だから信じる心、徹して作ることです。


私は前にいろいろ経験してるんです。いろんな行もしてきました。私の話をすると、もう、ひと月かかっても話しきれないくらいあります。


それで私は、あ、やっぱりなって、この世に神が絶対にあるんだな。自分たちが、こうやって生かされてるってこと、これはやっぱり神様からの分け御霊をいただいてるから。


この三次元の肉眼で見える世界、うつし世の世界って言うんですね。現われの世という。


現われの世というのは、この見える世界っていうのは消えるんですよ。これ原理です。見えるものは消えるんです。


そうすると、この三次元で見えてるでしょ。これいつか消えちゃうんです。


どんなに、ここにとどまりたいって言ったって、皆さん、いつか消えちゃうんです。


皆さんの肉体はいつかなくなっちゃうんです。これが見える世界の仕組み、物質の世界の仕組みなんです。


だから、そういうことに引きずり回されてるうちは、いつになったって悩みは消えません。


神様からいただいた魂が自分の本体なんだっていうふうに、徹底的に思って、


そのためには今、いろんな先祖からの悪い想念を引きずってるから、それを断ち切りながら、


なおかつ自分の魂を、神様からいただいた魂に復活させなくちゃ、という気持ちで真剣に取り組んだ時にね、


皆さんの魂が、だんだんだんだん、神様にいただいた魂に復活しつつあるんです。


それで、神様からいただいた魂に復活しつつあるとね、さっきの五つの心、これが無理なく行えるんです。見栄とか恥とか、そういうこと一切なくなる。そう私は思うんですよね。


だから、どうか皆さんね、真剣に、見えない世界がとても大切なんだってことを心に思って、見えない世界に自分がいるんだってことを、見えない世界に自分の本体が、魂があるんだっていうこと、これをよーく自覚することです。


それを自覚して、見えない世界の魂に復活できると、おのずから自分の心が、いろんなことにとらわれなくなるんです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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