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 宇宙意識を自分の中にいれる ― 鎮 魂 ― 1993年5月12日

鎮魂
  1. 肉体から離れた魂だけの意識            P.1/3
  2. カラオケをとおして ー歌の中にスッと入るー    P.2/3
  3. 地鎮祭でのこと                  P.3/3

3.地鎮祭でのこと     P.3/3

それで、なすことすべてが、ちゃんと自然の理にはまるから、すべてが順調なんですよ。


だから別に計画しなくても、たとえば、地鎮祭をお願いされた時なんかでも、これはひとつの例です。いろいろと今まで例がありますけどね。


そうすると、うちの主人なんかは、うちの家内はお天気女だからって、簡単に言うんですけどね。私はありがたいなと、いつも思わせていただく、というのは、


この間、地鎮祭あった時に、行く時は曇ってました。そして、向こうへ着いて地鎮祭が始まる頃になったら、小春日和の素晴らしく暖かい日になったのね。


だから、そういうふうに自分の魂の次元が、宇宙の魂と、いつもひとつになるような、そこまでの状態ってものを持ってたなら、


何の計画をしなくても、ちゃんと神計らいで、あんな寒い日でも小春日和の天気になって、つつがなく地鎮祭を終わらせていただきました。


その前の地鎮祭の時は、西鎌倉で、うちの本部長の家に行って、ゴザを敷いて、その時は施工の人も誰も呼ばないで、私と本部長だけで地鎮祭をやりました。


その時は風がとてもひどかったんですよ。でも不思議なんですね。その風に私はとらわれないんですよ。


ゴザを敷いてお供物を並べて、じゃ、これから地鎮祭を始めるっていう時に、風がビュウビュウふいたの。


でもその心境を作ると、そういう物質的な環境ってものにとらわれないんです。これは私、ありがたいなと思うんですけどね。


そして、その風がビュウビュウふいてる中でも、地鎮祭を始めました。そして蝋燭に火をつけると、風がふいて消されちゃうわけですよ。


でも一応つけたら、あとはもう消えてもいいから、お祈りしましょうって、地鎮祭を始めました。


私は目をつむって一生懸命お祈りしてる。本部長の方は目を明いてますでしょ。


そうするとね、ワアーッと風がふいてて、すごい風なんですから、蝋燭が黒い芯のところまで見えて、パッとなって、ああ、消えちゃったんだなと思うと、


でも私がまた祝詞を挙げだすとブワーッと火が付く。それで、最後の祝詞まで火が付いた。祝詞が終わると同時に消えたんです。


そういうわけで、絶えず宇宙意識を自分の中にいれるとね、何にも計画しなくていいんです。


絶えず心境は自然、人間は自然くらい素晴らしいことないんですよね。無理することないんです。


それで自分ってものを、とにかく作っていけばいいんです。これ大事ですよね。自分ができなければ、そういう心境も味わえないわけですから。


自分ができるようになると、その心境が味わえると同時に、また、ああ風がひどいから、蝋燭は消えるな。これは自然ですよ、誰でも思いますよね。


私もそう思います。私は神様がついてるんだから、お下がりになってるんだから、蝋燭は消えないわ。とは思わない。


自然なんです。ああこんだけ風がふいてれば、蝋燭の火は消えるわ。でも一度付けたら、もうあとは付いたことにしちゃおう。


そういう考えになって、地鎮祭が始まったら、その間ズーっと火が付いてる。消えたかなと思ってると、また祝詞挙げるとき、パッと付くんです。これが、ちょっと不思議ですね。


そういうふうに、それはあくまでも、自分ってものが、神様から分け御霊をいただいた己になりきったときですよね。そういう己を作って、そして、そういう己になった時には、案外とらわれないんです。絶えず自然体なんですよ。


風がふこうが、雨が降ろうが、何があろうが、絶えず自然体でいられるんです。だからひと様とお話してても、無理もしなければ、ごくごく自然でいられるんですよね。


これが、私はホントにありがたいな、というふうに思わせていただいております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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