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肉眼の世界を動かすのも見えない世界の力 1993年6月8日

  
  1. スムーズに人生を歩む              P.1/3
  2. 自分の体験が自信になり喜びに変わる       P.2/3
  3. 神様の分け御霊をいただいてる自分を自覚する   P.3/3

2.自分の体験が自信になり喜びに変わる   P.2/3

今から28年くらい前に、天之御中主大神様にお下がりになっていただいたんですけど、朝の夢枕に、天之御中主大神を祀れっていう声を聞きましてね。


それからズーッと大神様をお祀りさせていただいています。


その頃、私は松原にいたんですけど、神霊学会っていうところに行ってましてね。


そしたらそこに、政界の大臣の弟さんが見えられたの。その方が実は大本教の幹部だったんですよね。


それでこれから世直しをっていうことで、大本教の出口王仁三郎先生のお筆先やら、いろいろなものを預かっていたんですね。


それでその方が、そういう人を探してるということで、神霊学会に来てたんです。その方が私のどういうところを見て、認めていただいたのかわかりませんけど、


鶴田先生、ぜひうちへ来てください。いろんなこと教えるから、週に1回でいいから、おいでになってくださいっていうんで、そうですね、1年…2年ぐらい通いましたね。


それで、ずいぶんいろんな物を、お筆先も見せていただきました。


そしてね、私の他にもう一人、後藤さんっていう方がいたんですよ。後藤さんと私が、目を付けられたわけですよね。


で、後藤さんは、旦那さんが大いびきかくとかで、とうとう別れちゃったんですよ。それで、その大臣の弟さんのところに一緒にいたんですけどね。


神様に仕える方が、そういうね、やっぱり悪に負けたんですね。それで後藤さんは、結局いなくなっちゃったんです。


それで、そういうのを見たら、私、なんだかいやになってきましてね。神様の御神示をいろいろと、お筆先まで持ってね、出口先生から言付かってまでいる方が、


そうやって、神様のお役になる人って選んだのはいいけども、関係までできちゃったんじゃ、ちょっと私もいやな気持になりましてね。


それでとうとう、それっきり行かなくなっちゃったんです。そうしましたら、とうとう松原まで来ましたよ、大臣の弟さんが。


あなたはどうしても選ばれてる方だから、ぜひ仕込みたいから来てくれって言われましたけどね。


ああいうことになっちゃうんじゃ、いやだなと思いましてね。そしたらその後藤さんて方も、とうとう頭がおかしくなってきて、


終いには、うちから裸で飛び出すようになったそうで、とうとう精神病院に入れたらしいですよ。その後の様子は聞いてませんけどね。


ま、そんないろんな過去が、私がこんにちに来るまでにあるわけですよね。そういう中で、お金の苦労やら、人間関係の苦労やら、体の苦労やら、ずいぶんいろいろさせていただいて、ま、里の行と言いますけども、


それが今になってみると、全部皆さんに教える一番基本になってるんですよね。その苦労があったから、皆さんの痛みが私にはよくわかるんですよ。


だから結局、今私がこうやって皆さんに少しでも幸せになってもらいたいなと思って、お導きさせていただく立場になるためにね、あんな苦労をしたのかなって、今思わせていただいてますけどね。


私の話は、もう耳にタコができるほど皆さんに、いつも同じ変わらない話ですけど、


この話はずいぶん聞いてると思いますけど、3歳の時に親に死なれて、あと継母にかかって、継母は2度も変わりましたよね。


そういう中で、4歳の時に、お腹が空いたって言ったら、何もないよって言われて、でもお勝手に行って戸棚を開けたら、お団子があったの。


お腹が空いてるからお団子に手をかけて食べようと思ったんです。ところが何もないよってこと、思い出したんですよね。


何もないよってことは、これもないってことだなと、とうとうその手を引っ込めたの。で、戸棚を閉めたんです。


4歳で思えます?普通ならほとんどがね、ここにお団子があるじゃないのっていうんで、食べちゃうと思うんですよ。それを私、食べなかったんですよね。


ああそうかと、あの時食べてたら、やっぱり私じゃなかったんだなっていうふうに思わせていただくんですけどね。


だから、今振り返ってみると、食べなかったということは、かえって今の私ってものを作ってるんだと思うんです。


そして、その食べなかった私ってものを、今ホントに嬉しいと思ってます。


それとか、2度目のお母さんの時、ずいぶんいじめられましてね。女学校へ通ってる頃で、もう家へ帰るのやめちゃおうかなと思ったの。


だけど、うちへ帰らなかったら、お母さんたちが心配するだろうと、私をいじめたお母さんですよ。そのお母さんたちが心配するだろうと思って、私は帰りましたよ。


なんていうのか、ずいぶん私を苦しめる相手に対しても、事が起きた時に愛情が出てきちゃうんですよね。


それで結婚しても、主人が不運な人だから、お金の苦労からね、姑さまの苦労から、ズーッと私はしてきたんですよね。


普通の人だったら、もう離婚するようなこと、とっくにある状態だったんですけど、もう歯をくいしばって、こんにちまで来ました。


そういうふうに、次から次へと苦労がありましたけど、それが今になってね、かえってよかったなと思ってるのは、


だからこそ皆さんの苦しみがわかるんですよ。わかるから、皆さんの立場になって考えてあげられるんですよね。


だから私がいつもいつも考えてることは、自分のことはあんまり考えないんです。もう来てる方々の、あの人どうなったかな、この人はどうなったかな。


絶えず皆さんからいろいろ悩みを訴えられてる。その人たちの立場になって、今どうなってるかしらとかね。


でも絶えず心の教えはしてますよね。その心の教えを守ってくださってるかなぁって思いながら、あの問題、解消したかしらとかね。


いろいろと私は絶えず人のことばっかり今考えてるんです。自分のこと、あんまり考えたことないんですよね。


今になって冷静になって考えると、やっぱりそういう人生を渡ってきたから、そんな人間になれたんじゃないかと思うんです。


皆さんどうですか?人のこと真剣に考えられますか?人のこと真剣に考えられるようになったら、皆さんも幸せになれるんですよ、はっきり言うと。


神様のお心、私が五つ示してますでしょう。素直になんなさい。愛を持ちなさい。信じる心を持ちなさい。謙虚に、己に厳しくと。この五つの心が神心。親様の心なんです。


そうすると私たちはその神様の子なんです。子である以上は五つの心がね、私たち絶えず使えなければ、神様の子じゃないんです。このことを、私はいつも皆さんに申し上げてると思います。


そうすると、そういう魂の次元になると、いやでもその肉眼で見える世界の欲望ってものから切り離されて、


あの人あれで悩んでたけどどうなったかな。あの人の体はどうなったかな。絶えず人のことばっかり考えるようになってしまうんですよね。


今ここに来てる皆さんは、どうですか?やっぱり自分のこと中心にどうしても考えちゃうでしょう。その状態っていうのは、どうしても苦しみから抜けられないんです。


ですから、ここの門叩く以上は、私もお手伝いします。皆さんの苦しみを私も見てられないから、奇跡をいただくように、神様の真剣にお祈りしたり、


また何のためにこうなったんだろうって因縁調べもさせていただいて、その因縁切りのことも神様から教えられたりして、皆さんに教えてますよね。


で、教えてるんですけれどもね、その五つの心が、皆さん、なかなか完全に身につかないんですよ。やっぱり自分中心にものを考えていく。


自分中心っていうのは、神様からいただいた魂の自分じゃないんですよ。


神様から平等に魂を、要するに分け御霊をいただいてる。その分け御霊に復活するために私は真剣になってるんですけど、なかなか分け御霊になりきれないんですね。


でもそれは、いっぺんになれませんから、それも結構なんです。


でもやはりね、一日も早く皆さんが幸せになるために、その五つの心が自然にほとばしる魂の次元になってもらいたいと思うんです。そういうご指導を私はしてるつもりなんです皆さん。


私ぐらいの歳になると、それこそもう普通の人だったら、うちで隠居ですよ。それがいまだにこうやって、皆さんの悩み事を、あの人どうなったかな、この人どうなったかなって、絶えず考えてる私なんです。


そして、具合いの悪い人がいたら少しでも楽になってくれればいいなと真剣に祈ります。物質に不自由してる人は、物質の苦しみから、少しでも豊かにさせてあげてくださいと私は念じます。


だから私の願いはね、みんな人のことばっかりなんですよ。自分がこうありたい、ああありたいってこと一度も願ったことないの。


それで振り返ってみると、そういう心になれたこと自体がね、結局私が守られてるんです。そういう心になったから、私は守られてるんですよ。


それで去年とうとう主人に言われましたけど、おまえね、今年は金婚式だよって言われたんです。で、金婚式って何なの?って聞いたら、50年一緒にいたって言うんですよね。


ハァ50年、すいぶん私も頑張ったなと思ってね。でもそれがかえって今になってみれば、喜びに変わってるんですね。


そしてそれがひとつの自分の自信になって、この調子で皆さんが悩んでるのを、少しでも幸せにしてあげられるなと、神様に訴えることできるなという、その自信ができてるんですよね。
だから真剣に皆さんのことばかり考えてるんです。

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