初心を貫く 1990年5月26日

2.体験して掴んだことが、大生命の教え　　　　P.2/7

皆さんに一生懸命になってくださいと、目に見えない世界のことだけに、とても教えるほうもむずかしいし、教わるほうもむずかしいと思います。

たとえば、安藤さんみたいに、早速、現象を見たでしょ。

「私は、神も仏もない。もう死ぬのかと思った。でもホントに先生によって、神様を知ることできました」

この間、皆さんの前で、そう発表しておりましたね。そういうふうに現象ではっきりと神があることを知らされた場合は、これがわかるんです。

現象をまだ受けとめない方の場合は、人の話だけ、そうかなあって聞くけども、その実感がないわけですよね。

だから、私は霊照会だけじゃなくて、いろんなところで、こういうお話をしますけれども、そこでも私は申し上げます。

この世界は体験の世界なんだと、体験がなければどんなに立派な理屈をお話してもね、たぶん皆さんわからないだろうと、

体験して初めて、実感としてわかる世界なんです。理屈じゃないんです。頭の中で、でっちあげたものじゃないんです。

実際に、この肌でつかむものなんです。この世界は体験以外にないんです。いまだに科学でも証明できない世界ですから。

だから「死ぬのは怖くない」の本にも教えられた、あの考え方ね。

素直に私の話を受けとめていただいて、とにかく実行してみていただきたいと思う。

そしたら、体験することによって、皆さんは本当に知りますから、見えない世界の偉大なる力を。皆さんがひとつひとつ味わえますから。

たとえばですよ、長いこと来てる間に、ひとつ味わって体験する。

それで、その時は感激するんですけど、ひと月二月三月と時が経つとね、人間っていうのは、その感激が薄らいで、また煩悩に戻るんですよ。

過去の宗教でも語ってますけど、イエスキリスト、モーゼの時代から。だからこの辺がね、人間の憐れさなんです。

ホントに奇跡をいただいてるにもかかわらず、
奇跡をいただいたということは神があるんだってこと、真実をつかんだはずでしょう。

つかんだら、それをどこまでも貫き通さなくちゃ。幸せになれば神様あるんだ。不幸になったら神様ないんだじゃ、だめなんです。

ホントは自分は、ここでもって不幸に陥るところだったのが、先生に教えられたとおりにやったら幸せになったんだ。神があることをこれで知ったんだ。

そう思ったら、これからどんな悪い現象が出ても、絶対に神様を見捨てちゃだめですよ。

あくまでも神があることを、そこで知ったんだから、今度悪い現象になったら、ああ神様ないのかしらと、これじゃあ、何のための神様ですか。

せっかく体験によって神様を知ることできたら、今度は悪い体験の中でもね、神様が絶対あると思う気持ちを作ってください。

必ず守られますから。これは私は保証します。自分の体験する世界ですからね。