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使命感   1990年9月23日

  

1.自分の使命感に集中する              P.1/5

2.幼稚園 盆暮れのあいさつのこと           P.2/5

3.小学校での問題のこと               P.3/5

4.ある大学生を弁明したときのこと          P.4/5

5.神様からいただいた神心の信念を持ち続ける     P.5/5

3.小学校での問題のこと     P.3/5

それで、小学校の問題のときは、先生が女の子に手をつけたんですね。黙ってなよっていうのが、黙ってない子供が出て来て、それがだんだん広がっていって教育委員会に訴えられて新聞沙汰になったんです。


それでその先生は、ホントは辞めさせられるところを、まあ恩恵をこうむったかで、影の力が働いたわけですよ。


その先生を、また一生懸命かばう人がいるの。やっぱり自分の子供を大事にしてもらったからでしょうね。


それで、先生を転校させたから許せないっていうので、今度自分は学校へ役員になって出ていって、そういう先生方を芋ずる式に教育委員会に訴えて辞めさせてやるんだ。そう言って出てきた父兄がいたの。


その父兄はその学校に対して、何人も子供を出して古株なんですよ。岡田さんといって歴史が古いんです。


だから、学校も非常にその方を恐れて、あの人と戦える父兄は誰かしら?ということで、白羽の矢が立ったの、私なんですよ。


鶴田さんなら、何とか頑張れるんじゃないかしらっていうことでね、頼まれたんです。


でも私は、心臓が弱いでしょう。学校側にそうやって頼まれて受けるのはいいけど、
冬は風邪でもひけば、ガクンといっちゃうんですからね。


もし出られないときに、向こうに有利な形になってしまったら、申し訳ないでしょう。
だから、私はそれをとても心配したんですよ。


そしたら主人が、前の幼稚園の問題があったもんだから、


「おまえが出られない時は、俺が出てやるから、おまえ受けろ」こう言ってくれましてね。


あぁそう、じゃあということで引き受けたんです。

その岡田さんっていう父兄に立ち向かうのは、鶴田さん以外にないと、私は学校から見込まれたわけですけど、


徹底的に戦う状態ってものは、向こうは5、6人子供を卒業させてるわけです。私は次男一人なんですね。


そうすると一般の父兄は、あの若いのは生意気に、最近入ってきたのに、岡田さんの方が古いのに楯突いてると、私の方が悪いという見方をするんですよ。


だから、その事件が解決するまで、はっきりしないうちは、ずいぶん誤解の目で見られて、


お魚屋さんでも八百屋さんでも買い物に行けば、4、5人の父兄が私の方を見て、あの人よ、岡田さんに楯突いてるのは。とか、いろいろ言っているのが聞こえるんですよね。


自分の子供がいい点もらいたくて、あんな事やってんのかね。なんて、そんなことまで言われましてね。もう買っているのがいたたまれないような状態がありました。


それでも私は、やっぱり幼稚園の問題の時と同じように、私が今やってること、決して間違ってない。


誰がどう見ようと、とにかく私は学校側から頼まれていて、学校を守らなくちゃならないんだ。


PTAの役員てそういうものじゃないの。とにかく学校側を守ることが、動揺させないことが子供のためになることになるんだ。


そういうことを絶えず考えて、自分が矢面に立てば、ほかの人たちは矢面に立たないで、学校側は矢面に立たないで、ひとつも被害を受けないわけです。


一人矢面に立つ人間がいれば、学校側の方は助かるわけですよ。それで、私はそれを貫いてきましたけど。


それで友達からも、あなた、どうしたの。みんなに評判が悪いわよ。なぜそんなにがんばってるの。一文にもならないのに。


それとも息子さんが少しでもいい成績もらえるってことなの。そういうこと言われましてね。


そんなことと違うわよと言って、じゃ、どういうことなのよと、どういうことなのって聞かないでよ。


もう私のことを悪いと思ってるなら、それでいい。いつかはわかる時が来るから、正しいことは。


でもそれを今、口に出したら、迷惑かかるところができるし、結局実らないから言えないの。実るまで私は言わない。


鶴田さんって、みんなからずいぶん悪い目で見られてて、こんな友達を私は持ってると思うんだったら、私をもう友達と思わなくていいから、私を見捨ててもいいから、だからもう聞かないで。そう言ってね、私、がんばりました。


その道中というのは、やっぱり辛かったですね。でも貫いた結果、神様は正しい方に軍配をあげる。


そして最後に、その岡田さんという父兄が悪いんだということが、すべての人にわかったんです。


それで今度は、私の方が素晴らしく評判がよくなってきてね。


その頃は私、神様にあげたお野菜とかいろいろな物を炊き込みご飯にしたり、それこそ小豆があった場合は、お汁粉にしたりして、


それでPTAの人たちを10人ぐらい、皆さんお茶飲みにいらっしゃいよと言って呼んでね、


それで学校を少しでもいい方向に持っていく話なんかをしたり、そういうふうにやっていたことがあるんです。


そんな時に、もう卒業間際になった頃に、私のお友達が、鶴田さん、今日はいいニュース聞かせてあげるわよ。夕べお風呂に行ってね、いろんなことを聞いてきたのって、それで言ってくれたことが、


鶴田さんて素晴らしい父兄だね。あの人があったらこそ、他の先生方を守って、傷つかないで済んだね。

もうあの人、子供が卒業するから、いなくなっちゃうけど、もったいないな。

それに比べて考えると、PTAの会長なんてのは、男だけど何の役にもたたないね。女だけど鶴田さんの方がよっぽど役に立ってる。

だから鶴田さんがね、ああいう人が今度はPTAの会長になると、ホントはいいんだよね。学校のためになるんだよねと。


それと、学校の先生が床屋さんに行ったら、

ホントに鶴田さんて素晴らしい人だったよ。あれだけの父兄は二度と出てこないだろうな。

その父兄が今度卒業しちゃうんだけど、惜しいなと、言ってたそうです。


もう私はうれしかったですね。だから、やっぱり人間というのは、いつか真実がわかるんです。


わからない時は誤解されて白い目で見られる。そんなことは世の中にはいっぱいあるんですね。


でもそれをいちいち弁解して歩く必要もないし、正しいことはいつかわかるんですから。


だから私は、人のことだと、とても強くなれるんです。

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