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放せば消える 三次元の仕組み        1990年3月24日

  
  1. いつの場面でも、偉大な力が動いてる      P.1/6
  2. 十勝沖地震の予言               P.2/6
  3. 映画 フィールド オブ ドリームス        P.3/6
  4. 悩みは、頭に置かなければ消えていく      P.4/6
  5. 幸せな道を作ってくれるのは神様        P.5/6
  6. 本質的なものを身につけることが大事      P.6/6
    どんな人でも、真実に勝てない

2.十勝沖地震の予言      P.2/6

それから、昨日テレビを見てて、若い霊能者が霊を呼んで、その時、内田工学博士が出てましてね、霊感を機械でもって調べてデータを取るんですよ。


あの方はね、私がまだ松原にいた頃、もうずっと前ですけど、うちによく見えられましてね。


それで、うちでちょうど行事のある時に見えて、5月15日です。忘れもしません。


昔ね、電波リリースという本があったんです。機械部門のいろんなことのご本なんだろうと思いますよ。「電波リリース」って本ですから。


そしたら、やっぱり工学博士ですから、そういう本の方にお顔が知れてるんだと思うんです。で、「電波リリース」の編集の方も連れて来ましてね。


それで、「先生、8月に大きな地震があると言っていますけど、先生どう感じましたか?」
こう聞かれたんですね。


その時私は、8月のことは考えてないけど、北の方に、今夜か明日の朝ありますよ。と言ったんです。

そしたら、えっ!ホントですかって。


そしたら、うちのお弟子さんで飯島さんという方がいた時ですけど、その方が、


あれ、鶴田先生、あんなこと言って、相手は工学博士で、まして「電波リリース」の編集の人を連れて来てるのに、はっきりと今夜か明日の朝なんて言って、当たらなかったら一巻の終わりなのに、大丈夫かなって、はたのほうが心配しちゃってるわけです。


ところが、考えないでスパッと出ちゃうのが本当なんですね、あれね。考えてるんじゃないんですよ。今夜か明日の朝ありますよって、パッと出ちゃう。


それで、飯島さん心配そうな顔してるけど、もしはずれたら困ると思ってるんだな。いや、それは私も同じことだわと思ったら、ちょっと何となく気になりましたけどね。

でももう口切っちゃったんだから、しょうがないわと思ってね、それで往生していたんです。


そしたら翌朝の8時、北の方に大きな地震が、十勝沖地震ですね。


あ、やっぱりあった。というわけです。


そしたら「電波リリース」の方で、それをちゃんと本に載せましたよ。


前の日に、松原にいる霊感の先生で、十勝沖地震を予言しているということを、本に載せてくれました。

この頃は、いろんな霊感、霊的な会があって、私も勉強のために顔を出してたんです。行くといつも下の方で、いろんな先生方のお話を聞いてたんですね。


ところがある日、富岡八幡で「キッカカイ」っていう会を開催している時、私はやっぱり後ろの方で聞いてたら、わざわざ私を迎えに来るんですよね。


それで、あの、鶴田先生、どうぞあちらへと。どこへ行くんですかって、見たらね、真ん中のメインに何人かの先生が並んでるんですよ。で、あちらに席を取ってありますからと。


私は、ああ当たるってこんなもんかな…と思いましてね。


別に私、当てようと思ったわけじゃないんだけども、人間界っていうのは、こういうことで、絶えず人間の評価をするんだな。そんな想いを何回か、テレビの方でもしましたけど、なんかこう、さびしいですね。


私が、地震を予言したことが本に出て、それを見てメインのテーブルを用意してくれた。先生ここへって。もう早速に特別扱いですよね。


先生、前の日に地震を感じたその時の状況をお話してください。と言うわけです。どんな状況で、前の日にわかったんですか。とか、地面がなんとなくゆれましたか?とか、素人の方はいろんなこと聞くんですよ。


別に地面も何も揺れないんですよ。だけど、そういう雰囲気で答えないと、この人達は信じないのかなって、ずいぶん人間ってあわれだなって、つくづく思いました。


だけど人間って、自分たちが見えない未来の予知ってものに対して、要するにわからない世界に対して、それをわかろうとするには、絶えず何かショウ的なものが、付いてまわるんですね。ホントに、やっぱりわからないからかなあと思いますけどね。


だから映画でも、霊的な世界を紹介する映画を創る時に、そういう体験のない人間はね、霊感の本を何千冊読んだりしても、やっぱり本をとおしてのことだけだから、どうしても物事をショウ的にもっていきたくなるんじゃないかなと思うんですね。


そういうふうなのとは、ちょっと違うんです。だからできあがる映画も、結局、なんていうのかな、奥の深くない、浅いものができてしまうんじゃないかなって思ったりしますね。

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