霊の世界に真剣に取り組む   1990年6月17日

  

1.自分の魂と神様の魂が、なぜ一致しないといけないのか    P.1/5
2.親心が神心                        P.2/5
3.物質の世界だけを追いかけない               P.3/5
4.見えない世界を証明する難しさ               P.4/5
5.現し世うつしよにいる誰もが大事な使命を持っている         P.5/5

4.見えない世界を証明する難しさ     P.4/5

この間、藤尾さんのところにお祓いに行ったときに、藤尾さんがご主人様にね、


鶴田先生が念じると、瞳孔が開いた人が治ったとか、最近こんな人が来てるんだけど、よくなってとか、


もう十何年いますから、その間にいろんな人のいろんな現象を見て、自分も味わってるから、そういうことを話してるわけですよね。


それで私がご主人様に、なぜ私をとおして、そういう不思議が起きるのか、この辺を早く科学の世界が解明してくれればいいんですけどっていう話をしたんですよね。


これは前にも話しましたけど、医学博士で脳腫瘍になったの。で、お兄さんは工学博士。


それで脳腫瘍になって意識不明で、あと1週間しかもたないって言われた。7月の終わりの話でね。


もうこれは、何かにすがるほかないと、霊の世界しかないということで、鎌倉に鶴田先生っていうすばらしい方がいらっしゃるから、行って相談してごらんって言われたそうですよ。


それでその方がお見えになって、あと1週間しかないと言ってね、早急のことだから、すぐに私が霊査しましたら、過去世のいろんな先祖のご因縁が出ました。


その時、福沢諭吉さんなんかも出てきましたからね。お宅は福沢諭吉さんに、何か関係があるんですか?って聞いたら、ええ実は家内の方の関係で、こうでああでと、スパっとはまるんですよね。


これ、なんでしょうね。私はそこのうちの内情を聞いてないんですよ。それなのにスパッとはまるって、どういう能力なのかなって、いまだに自分でもわかりません。これもまだ科学でもわからないでしょう。


それで、こういうふうにお祈りしなさいってことも神様から教えられるんです。それでその方に、お祈りの仕方をいろいろと教えました。


そしたら一生懸命拝んで、もうとにかく1週間しかない命ですからね。3日目に病院尋ねたら、意識不明だったその病人が、


こっちで何か言ったら、口はきかないけども、コックリ、コックリと、頭がするんだそうです。ということは意識が戻ったってことですよね。


それで驚いちゃって、そのまま興奮しちゃってもう眠れないでね。お手紙に5枚ぐらい、書いてきましたよ。


もうたった3日しかお祈りしてないのに意識が戻ったんですね。まだ口きける状態じゃないけども、酸素吸入とかいろいろやってますでしょう。


それでその後も何回か手紙が来ましたけど、絶対にこれは医学に取りいれるべきだということまで書いてね、送ってくれました。


そうすると次に病院に行くのが今度は楽しくなるわけですね。私から教えられたことを一生懸命念じるわけでしょう。


で、真剣に念じた結果、次に行ったら、今度は管をはめてたのをみんな取っちゃって、その次に行ったら、今度は布団の上に座って、お粥をそそってたと、だんだん、だんだんよくなっていった。


1週間しかない命がですよ。私が念じることを教えて、やることによって、とうとう寝床のとこで、ちゃんと座って物を食べられるとこまでいって、それが8月でしょう。


それで、12月のクリスマスの時に尋ねたら、病室にいないので、あれ、どこに行ったのかしらと、看護婦に聞いたら、屋上でクリスマスパーティーをやっていて、そこに座ってるの。


たった1週間しかない命が、クリスマスパーティーまで行けるんですよ。これ、どういうことなんでしょうかね。これまだ科学では証明できないんですね。


この辺をね、だいぶ霊の研究家がいますけど、どうも今の研究っていうのは、なんか面白おかしくね、霊の世界を、ただ紹介するような、


ま、霊の研究を食いものにしてるって言ったら申し訳ないけども、そんな人間が何人かいるじゃないですか。


そんなことよりも、科学者がもっと霊の世界ってものを、私は研究してほしいんです。


そしたら、湯川さんなんかは、それ認めてるんですね。


週刊誌でしたかね、あれをわかった時点っていうのは、自分でも人智では考えられないような現象でわからせていただいたわけでしょう。


だから、この世にはまだまだ人智では計りしれない、なんともいえないすばらしいパワーというか、そういうものあるんだってことは、ああいう博士は体験してるわけですね。


中途半端な博士はわからないんです。ただ医学に取り入ってるだけですよね。それで、そういう世界は認めないよとか、言ってるだけなんです。


そういう世界をなんとか認めさせようと思って、福来博士なんかがね、霊能者を使ってやったんだけれども、


結局この霊の世界ってものは、そういう現象をあらわすには、ホントに完全なる精神統一、平静なる統一、そういったことができた時に現象が出るんであってね、


つまんないプレッシャーかかると、それにとらわれちゃうから、スパッとしたこと出ないんですよ。非常にむずかしい存在なんですね。


だからあの時は、あの女性にプレッシャーかかって、もっともその方が、行が足らなかったかもしれませんけど、はずれちゃったわけです。それからこの世界を日本は認めなくなっちゃった。


外国はこの世界をどんどん認めて、霊能者を徹底的に認めてますよ。だけど日本はまだまだ、こういう目に見えない世界のことに対しては認めようとしないんですね。


私、振りかえってみますと、これ前にも話してますけど、生まれてくる赤ちゃんの日にちとか時間とか性別とか、五つの項目を当てる番組の時のことね。


答えたことが全部当たったんです。日本テレビですね。27ネット枠でしたよ。


あの時、とらわれなかったですね。霊能者って何なのか、霊能者をなんとか正しく紹介したいという気持ちばっかりに頭がいってたんですね。


だから自分の番がまわってきた時には、答える前に、まず霊能者っていうのはと言って、


少しでも世の中の大勢の人をお救いさせていただくために霊感ってものが使われるんであってね、当てる当てないが霊能者の使命じゃないんです。


でも今日は当て物番組だけど、参考のために、なおかつ、こういうこともある、こういうこともできるということを、皆さんに少しはわかっていただけるかと思って出演いたしました。


そう前ゼリフを言ったんですよね。


これはね、ビデオだとカットされちゃうとこなんです。生放送だからカットできないでしょう。だからそれを利用して私、言いましたけど。


そこまで自分を捨て身でね、霊の世界に対して真剣に取り組んだから、その時は自分ってものなかったんですね。


自分があったら言えなかったですよ。もしこれを言ってはずれたら、いい恥かくなとか、そんなこと考えたら言えなかったことなんですよ。


ところが霊能者の使命とはって、そこへ集中しちゃったから言えたんですね。そしたら全部当たったんです。全部当たったの私だけなんですよ。


あの時は、竹村健一さんやら宮城さんやら、政治評論家の方、女優さん、歌手の方、いろんな方が出てました。


それで終わってから、コーヒー券をいただいてね、日本テレビの7階のパーラーに行ったんだけど、


私がここは陽があたるからって席を変えると、みんな、あとをついてくる。


結局、私の行く先、行く先、ついて歩いてるんだもの。そのくらいね、真実っていうのは、やっぱり魅力なんですね。


それでその時私が思ったことは、はずれた人は、いつの間にかいなくなっちゃったんですよ。ああこれが明暗っていうのかと、つくづく思わせていただきました。


自分が当たったから、みんながついてくるんだっていうことよりも、人間の侘しさってものを、その時感じましたね。


はずれた人間には誰もついていかない。私はたまたま当たったから、みんな、こうやってついてくる。人間ってあわれだなあって、その時思いましたよね。


そういうふうに、ただただ現象のみにとらわれて、いろんな肩書がある先生でさえ、そんなことでとらわれて動いてるんだなあって思ったときに、


まだまだ人間の世界っていうのは、実にあわれな世界なんだなって、私は自分がみんなにもてはやされてる立場なのに、さびしさを感じましたよ、はっきり言って。


そんなことをね、藤尾さんのご主人に話しまして、私がお祈りするとどうしてよくなるのかとか、何でそういう現象が出るんだろうとか、


いまだに私わからないから、科学者が研究して説明してくれればいいんだけどって話してたんですよね。


そしたらご主人様が、そういうところが先生のすばらしさですねって、


普通は私の力でって言いたいところなのに、絶対高ぶらないで、そういうふうにおっしゃるところは、さすがは先生ですねって、言われましたけど。


私は褒められようと思って言ったわけじゃない。私の話は事実のまま、裸のままなの。


今でも、どうして私をとおして、そういう奇跡が起きるんだろうって、思ってますよ。


だけど、これ私の正直な考えなんですけど、結局、私がそういうふうに神様のめがねにかなった心でいるから奇跡が出るんじゃないかなと、


そういう心を絶えず自分でも作り、また人にも教えてるから、そういう現象が出るんだなって、そう思ってるんですけど、


いまだに私の霊能力で治ったんだよとは、どうしても思えない。

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