願いを叶えるのは、分け御霊の心 1989年1月5日

2.分け御霊の心を作れば、すべて叶います P.2/3

昨日もね、玉串のお手伝いに来たかたに、このお話をしましたけど、

私の会員さんに青山にブティックを開いてる西河さんという、このかたは西河克己という監督さんの奥さん。

かつては「絶唱」や「伊豆の踊子」とかの監督さん。だから山口百恵とか吉永小百合とかを出した監督さんです。

そのかたの奥さんが青山にブティックを開いてる。

ある時ね、会員さん二人をお供に連れて、西河さんのお宅へ行ったんです。

その時に、先生、石が入ったから買いませんか？って言うんですよ。それで、5、6粒の石を出したの。

これは250万で、これが何百万で、これ500万でとか言っていて、その中にひとつものすごく目立つアレキサンドリアがあったの。

それは9カラットでダイヤが取り込んである。

うわぁ、あれ誰がするんだろう、あれ見ちゃったらほかの物、完全に落ちちゃうわね。とか二人とも言ってるの。

うーん、そうね、これ見ちゃうとねぇ、でもこれは買えないね。なんて言って。

先生、これいいですよ。ちょっと高いけどねって、こう言う。

そうだねって言って、そのままもう何も買わないでね、帰ってきたの。

そうしましたらね、そののちに西河さんが、「先生、あれ買わない？」って、二人が、いいねいいねって言ってたその石ですよ。

今、三越に五千万とかいくらとか言ってましたけどね。

冗談じゃないわよ、とんでもない。そう言いました。

そうしましたらね、先生、私が譲った、あのキャッツとオパール、この2点を手放して、それの追いを打つだけでいいから買いませんかって、こう言うの。

それで私は主人に相談しました。私は何買うんでも、黙って買ったことないんです。

必ずね、散々苦労かけられた夫ですけれど、どうもね、私は必ず何を買うにも主人に相談するんです。

そういうわけでキャッツとオパールとを手放して、いくらか追いを打てばいいって言うんだけど、どうかしらねって主人に聞いたんです。

そうしましたら、主人が考えて、うーん、その2点手放して、それにいくらかお金を追い打ちしても、その石を持ってた方が先々得だよ。その石のほうがズッといいよ。そう主人が言ったんです。

あっそう、じゃあそうするわということでね、誰が買うんだろうって言ってた石が私のところに回ってくる。まさか私がするとは思わなかった。

それがね、そのお金をたいして使わないでも、サッと私のところに入ってくるようなきっかけができた。

これは、今ね、宝石をちょっと身につけてたから、宝石の話しましたけど、すべてが自分じゃないんですよ皆さん。神様のお与えなんです。

私が、お金があるからいいやでパッパカパッパカしないで、無駄なお金を使わないで、一生懸命になって、少しでも生きたお金を使わしていただきましょうと、絶えず思ってるから、

おまえは散々苦労したんだからいいよと、これもおまえ身につけなさいと、神様がそういう計らいをしてくれたんじゃないかなと私は思う。

買う気はサラサラなかった。誰がするんだろうねと、もう皆さん言ってたんですよ。

それがスーッと自然に、無理なく私の手許に来たんです。

今、私は指輪で、あなた方にそういう話をしました。すべてがそんな調子なんです。

世の中のいろんな物、皆さん一生懸命追っかけまわしてるでしょう。

あれがないの、これが欲しいの。こうなればいいな、ああなればいいな。一生懸命になって物質を追っかけまわしてる。

だけどそれは無駄なんです。自分の力では何にもできないんです、はっきり言って。

それには、あなた方は神の分け御霊なんですから、みんな平等に神様から魂をいただいてるの。その魂の発露の心を作ればいいんです。そうすれば不可能も可能になるんです。

自分には身に持てないようなものも持つことができるんです。それをあなた方は反対のことをやってる。

あれ見れば、あ、あれが欲しいから、何とかして、どこかで働いてなんて、一生懸命考えてるでしょう。

そんなの無駄なんですよ。

そんなこと考えるよりは、心を作ること。心を作れば、いやでもみんな叶っちゃうんです。

体でも、家でも宝石でも、人間関係でも、何でも自分の欲しいものは、神計らいになるように努力なされば全部叶います。

人間関係のことならね、ホントに愛と愛との結ばれで、そこにすばらしい愛が生まれてくる。

どんな中でも、人智ではね、神計らいじゃないと絶対。

皆さんそれぞれ求めるものあると思いますよ。その求めるものは、一生懸命求めたって無駄なんですよ。求める前に心を作ること。

皆さんは神様の分け御霊なんだから、その分け御霊の心を作ること。