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五つの心 ―地球が幸せになるために-  1989年6月24日

五つの心
  1. 自分たちには、霊智があるんだという意識を持つ P.1/2
  2. 自分の幸せばっかり考えてると幸せになれない      P.2/2

2.自分の幸せばっかり考えてると幸せになれない   P.2/2

「目に諸々の不浄を見て心に諸々の不浄を見ず」ということはね、目で諸々っていうのは、人間の肉眼で見える世界を言ってるんですよ。


肉眼で見える世界にはいろいろと諸々の不浄を見ますよね。でも神様からいただいた元の原点の魂の心、これには不浄を見ずと。


そして「耳に諸々の不浄を聞いて心に諸々の不浄を聞かず」この三次元の世界では、いろんな煩わしいことの言葉ばっかりですよね。


人を褒めることは少なくて、人をさげすむことのほうが多くて、人が幸せになることは妬んで、人が不幸になることを喜んで、


三次元の肉体をとおしたところの感覚って、そんな人間になっちゃってるんですよ、はっきり言って。私つくづく思いますね。


例えば、自分の知り合いに不幸があった。本当に気の毒ねって言葉では言うんだけども、心のどこかの隅でちょっと安心した心が起きるの。


いやらしいですね、人間って。
肉体人間とおした心って、そんなもんなんです。


それで、すごく栄えてる人を見ると、妬む。口ではもしかすると、立派ですね。なんて言ったって、腹の底じゃね、何だ、たいしたことないじゃない。なんて・・・


おそらくね、人間てのは、どんどん栄えてる人を見ると妬む。で、反対にみすぼらしい人を見ると、安心するんです。


いやらしいですね。
どう? 皆さん、振り返って、そういうこと考えません?


なんか、ああ困ってる人もいるんだなと、ホッとするでしょう。


どう? で、自分よりも栄えてる人がいると、なんか自分がバカに落ち込んじゃってね、私って随分惨めだなあ、なんてね、落ち込むんじゃないですか。


それが惨めだなあと落ち込むだけなら、まだ許せるんだけども、なんか、相手がどんどん伸びてるのを見ると、


なんとなく、こう、いやらしく、この、妬ましくね、いつの間にか自分の心が、そういう非常に不浄なね、


自分では気がつかないままに、そういう心が人間て湧いてきてるんですよ。実にさびしいですよね。


だからやっぱり、そういう人間から早く遠のくために、霊照会のこの鎮魂は、早く神様の分け御霊から発するところの心の表現になってほしいと思って、皆さんにお勧めしてるんです


だから、「耳に諸々の不浄を聞いて心に諸々の不浄を聞かず」っていう、その「心」というのは、あなた方の本体、神様からいただいた魂の心なんですよ。


それで、
「鼻に諸々の不浄を嗅いで心に諸々の不浄を嗅がず」

「口に諸々の不浄を言いて心に諸々の不浄を言わず」

「身に諸々に不浄を触れて心に諸々の不浄を触れず」


その「心」がね、本体なんですよ。
神様からいただいた心なんです。


あなた方全部が、そういうものを持ってるんです。それを意識して生活すれば、この世の中に悩み苦しみがなくなるんです。


貧しさもなくなるんです。非常に豊かで幸せな地球になるんです。なってしまうんです。


ところが、どうしても現状では物質化した肉体人間の意識でもって、いろいろと考えるから、


とにかく自分を守るためには、人まで殺してたり、周囲の人が非難しても一向にそれを聞きいれようとしない。


完全に物質化した人間の自我ですね。人間て、あさましいですね。だからそういう心から早く脱却しなければ、この地球上は本当に幸せになれません。


あなたがたひとりの状態でもね、そういう感覚を身につけないと、人と人との輪ができません。


だからどうか皆さん、早くに・・・この、早くっていっても、なかなかできないことなんですけども、


真剣に鎮魂に励んでいただいて、あなたがたは神様から分け御霊をいただいてるんだから、その分け御魂が親に会うことによって、だんだん親に近づいていくんです。近づいていくと自然と神心になっていくんです。


皆さんが全部がね、今申し上げたように、

人間が素直になって、徹底的に人を愛することができて、徹底的に人を信じる心ができて、

自分を徹底的に下座に置くこともできて、要するに謙虚ですね。謙虚っていうのは下座のことなの。

自分はこの世でもって一番最低だという感覚を人間ってのは身につけること、とっても大事ですよ。自分を一番下に置くと、すべてがとっても楽なんです。


自分を高いところに置くと、とっても大変なんです。自分を低いところに置いておくとね、とっても楽に人生歩めます。


そしてなおかつ、己に厳しく。自分を甘やかしちゃいけないんです。


今日は、こうしようと思ったら、絶対にね、もう狂わしちゃいけないんだと、狂わすことは絶対に許されないんだと、いうくらいな、自分に厳しさを持たないといけない。


自分に甘えちゃだめなんですよ。だから己に厳しくと、最後にはうたうんですけどね。


この心が、あなたがたが自ずから出るようになれば、無論、幸せになれるし、すべての人が、そういう心になれれば、結局は、この世の中に争いも何もなくなるのは当然じゃないですか。


素直になって、人を愛する心になって、そして人を信じる心ができあがって、謙虚に、己に厳しくと、いけば、


これは、いやでも争いはなくなっちゃうんですよね。ひとりひとりがそういう心になれればですよ。


人間っていうのはね、自分の幸せばっかり考えてると幸せになれないんですよ。人の幸せを一生懸命考えると、自分が幸せになれるんです。


皆さん、反対のこと、やってる。自分の幸せのことばっかり考えてるから、どんどん落ち込んでいく。


人の幸せを考えてると、自分はだんだんと幸せになっていく。


だから、現在、私なんかは、そういう心境なんです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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