- 自分たちには、霊智があるんだという意識を持つ P.1/2
- 自分の幸せばっかり考えてると幸せになれない P.2/2
1.自分たちには、霊智があるんだという意識を持つ P.1/2
いつも私が皆さんにお話している神心というのは、神様から閃かせていただいた教えの心なんです。
まず素直であること
愛を持つこと
信じる心を持つこと
謙虚に
己に厳しく
この霊照会では、私が神様からひらめかせていただいた教えの心なんですね。実はこういう心が霊智の心なんです。
ところが、その霊智の心に、皆さんがなりきれないから、人智の心ですべてを営もうとするから、こんな世の中になってしまったわけです。
要するに、人智というのは、この肉眼で見える姿、形、これが自分の本体だと錯覚してる、その中から出てくるところの智恵なんです。
そういう物質化した姿を見ての考え方で物事を見つめていると、結局、絶えず物質の自分ってものを満足させようとするから、相手と意見が合わないと争いになる。
人間はだれしも、自分は間違ってるんだというふうな考え方をするよりも、無意識のうちに、自分は正しいんだと思ってる感覚のほうが強いと思うんですよね。
これが物質感覚なんですよ。こういう肉体を通した己から出てくる感覚なんです。その感覚で、正しいんだ、正しいんだと思ってる。ここに間違いが起きているんです。
ですから、この肉体を通したところの己でなくて、肉体を離れた、神様からいただいたところの霊体の気ですね。
要するに、魂、神の分け御霊ですか。その分け御霊の気。これが霊智なんです。なぜ霊智かというと、神様の分け御霊であるってことは、神様の子でしょ。
要するに、その神様の考えを霊智という。人間の考えを人智という。
ところがあなた方は全部、現在を人間の考えで世の中を生活してる。だから争いが起きたりね。それこそ人を騙しても自分がよくなればいいとかね。
とにかく物質化した自分ってものを、少しでも満足させようという意識がとても強いから、こんな世の中になってしまったんですよ。
だから私が、あなた方に何回も勧めているのは、この辺で皆さんが、自分たちには霊智があるんだと、なぜならば、自分たちは神の子なんだという意識を持ってほしいんです。
神の子なんだという意識を持つと同時に、今おこなわれた鎮魂の作業をやっていただきたい。
どういう作業かというと、神の子としての意識を復活させる作業なんです。
この鎮魂で精神統一をすることによって、自分の親神様と瞬間会える時間があるんですよ。
複式呼吸から入って、なぜ最初に腹式呼吸を教えるかというとね、宇宙の呼吸が複式呼吸なんです。
このお腹っていうのはね、非常に、うーん、なんて言ったらいいか、すばらしいところなんですよ。もうすべてがここから生まれるでしょ。
例えば、何か巧みにものをこなすと、あの人、腹芸があるとかね。悪い人のこと、腹が黒いって言うでしょう。
何か、こう、無意識のうちに、腹に例える、心をね。そのくらい実は、物質化した人間の形でいくと、お腹が一番大事なところなんです。
だからそのお腹で、この宇宙意識の呼吸をしてるんですよ。宇宙意識の、この生命体の呼吸ってのいうのは腹式呼吸なの。
腹式呼吸が正しくおこなわれてると、はっきり言うと、病気もしないんです。ところがもう、人間は呼吸も乱れてるんです。だからいろんな病気が出てる。
そればかりじゃありませんよ。いろんな過去世の悪い想念ね。自分だけ幸せになれればいい。人を蹴落としても自分がよくなればいい。
そういうふうな、人智でおこなわれた過去世の先祖の悪い想念を、あなたがたに残していってる。
そうすると、その悪い想念引きずってるから、どうしても、そういうふうな霊智になれないんですよね。
悪い想念を消しながら、なおかつ、自分たちがこの宇宙神と、要するに神と自分の魂とがひとつになるこの時間を作ることによって、ただしこの時間は瞬間ですよ。
それと、形だけではだめなんです。心をそこに持っていかないと、格好だけでは、そういうふうに宇宙意識とひとつになれません。
鎮魂をやる前に、精神統一をする前に、まず自分の意識を、神様から平等にいただいてる自分の魂が、要するに親神様と自分の魂とが、今日は瞬間一体化する時間があるんだと、
だから真剣にこれに取り組もうという考え方でなければ、いつになったってそういう時間は得られないんです。
そういう時間を得られますとね、今いろいろ肉体人間をとおしたところの感覚で、あわただしく自分たちが生きてる、そういった感覚からだんだんだんだん離れてね、
神様からいただいた魂の意識が、自分では気がつかないうちに、だんだん濃くなってくる。そういう状態になりますとね、今の私の話を、もし聞かなくても、そういう意識を持てるようになるんです。
物質化したものにとらわれない意識ができる。それを結局、霊智といいますけど、そういうところまでいけば、霊智、要するに神様なんですね。
そういう心になった時には宇宙神と自分とは絶えず同化してますね。
そういう状態を、神道の六根清浄の祝詞の最後のほうにうたい文句としてあるんです。
この世で叶わざることなし。無上霊寶神道加持(むじょうれいほうしんどうかじ)と、
うたっているんですけどね。
だから六根清浄で、万物の霊と一体だから、この世で叶わないことはないということで結んでいるんですよ。
だから六根清浄であればというのは、要するにあなた方が神様の魂に、その原点に戻った状態の魂をいうんですよ。
自分の腹の中に六根ある、これが全部清浄になるってことは、そういうことなんです。
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