伏見稲荷の扱い所長をしておりますけど、自分から進んでね、なったんじゃない。させてくださいじゃなく、伏見様の方から頼まれたの。お弟子さんがほとんどいないような時にね。
私が修行している時、通っていた道場へね、神様に約束した「一生一升」の御礼をするのに、毎月お神酒を一升、ご奉納させていただいてたんですよね。でもある日突然、退講命令が来て、主人が理由を聞いたら、
おたくの奥さんは、この道場で霊感をいただいたんだから、ここで霊感のお役目をしなくちゃいけないのに、してないから。っていうわけですよね。
で、いや、うちの家内の霊感は生まれつきで、道場に行ってから出たものではないし、一生御神酒を差し上げると神様に約束したから、御神酒だけはあげさせてください。そう、主人が言ったら、
道場の世話人さんが、ああ、それでわかりました。
おたくの奥様は、この道場にとどまらず、大勢の方をお救いしなければならない方、ここを退講すれば、もはやお神酒も必要ありません。
そう言うんですよね。困ったなあ、神様とお約束したのに。
それで、京都の伏見稲荷へどうしたらいいかをね、主人と二人で伺いに行きました。
そうしたら、その日は10時から、その年初めての全国扱い所長の集まりがありましてね、子細をお話しましたら、権宮司さんが、
これも神様のお導きです。あなたはやはり大勢の方を救う方です。ぜひ扱い所長になってください。
それで、その場で扱い所長に任命されてしまったんですよね。
全国の扱い所長さんが集まっている所は、もう祝膳が用意されているわけですよ。その席に着いた時にね、外の廊下で、私に退講命令を出した道場の人たちが、なにか話ながら中をのぞいて、いつのまにかいなくなってました。
これが、現在私が、伏見稲荷の扱い所長でもあるゆえんです
それで、ああそうかなと思って始まったのが、もう、あれは38年からだから、とにかくもう相当長いですよ。それでね、伏見様、お稲荷さんっていうのを、おっかないっていう考え方、かなりあるみたいですけど、あれ、キツネじゃないんですよ。キツネはお使いさん。
それで、豊川稲荷は仏なんです。あれは御本体が荼枳尼天。男女のこと、それを御神体として祀ってる。
だけど伏見稲荷の場合はね、伊勢皇大神宮のね、外宮、豊受大神様。天照大神様のお釜どころを司る、豊受大神様。この大神様の名前を変えて伏見稲荷で宇迦之御霊命としてお祀りされてる。
非常にご神格の高い神様で、お力もものすごい強いパワーをお持ちの、そういう神様。
ですから、叶えてくれます。すぐ叶えてくださる。ただし、すぐ叶えてくださるんだから、それに対しての、やっぱり御礼ということも、叶えてくれたことに対しての御礼ってものをしてないと、結局仏の顔も3度でね、しまいには、願いが叶わなくなる。
今度はあべこべに、ひとつもうまくいかない。順調にいかない。自分の落度なの全部。それだけ力の強い神様におすがりしたんだから、すぐご守護いただくんです。ご守護いただくかわりに自分もそれだけの姿勢を保っていかないと、その姿勢を保っていくと、また次のご守護をいただく。
その守護はね、伏見様のご守護ってのは、ホントにものすごいパワー高いですからね。だから素晴らしい。与えられたら感謝、与えられた感謝の、その掟さえ守っていけば、どんどん何でも無限に与えられる。
私がいい見本ですよね。私は別に買いあさってるわけじゃないんだけど、自然と与えられるんですけどね。ホントに、もう不思議なくらいに、物もすべて与えられる。だから伏見稲荷大神様っていうのは、そういう神様。
で、私はもう、38年からだから、扱い所長をね。とにかく、そんなに長くやってる人は少ないんですよ。だから私って始めたら最後までやるの。そういうのが私の趣旨ですから。
それがまた神様の教えでもあるんですよね、はっきり言って。それを貫いたんです。私は死ぬまで、きっと貫くと思いますよね。
そういうわけで、伏見様のお力は大であると、普通の神様よりも力が強いということ、それだけを皆さんにお教えしておきます。その気持ちがあったら、やはり伏見様のお力をいただくのも大事だと思いますよ。
これはね、伏見稲荷に直接送ります。1年間2000円(※)、そうするとあちらから記念品と一緒にお札が来ます。そして皆さんにお渡ししていますね。そういうふうにして伏見様をお祀りしています。
※ 2023年現在は、3,000円
照子先生のお話からPickupしました