- ひとりひとりが幸せになる元 P.1/2
- 心を正してパワーを高めていく P.2/2
1.ひとりひとりが幸せになる元 P.1/2
今年は幾日も暑い日が続いて、関東大震災があった時も、こういう暑い日が続いたそうですね。非常に予断を許せないような感じがします。
私は毎年元旦の時に、いつも神示を申し上げるんですけど、63年の時には、「紀元元年事始め」ということを感じたものですから、その年に申し上げました。
「紀元元年事始め」ということは、要するに代が変わるということですね。そのとおりになりましたよね。
それで今年の元旦祭の時は、5と8と数字が出ました。この月を特に一生懸命、大難が小難でありますように念じてくださいと申し上げました。
それで、8月もホントにすごい急変が世界にありますよね。イラン、イラクの問題ね。これはやっぱり21世紀を迎えるのに、この10年間は徹底的に心ある人間にならないと、この地球は破滅するということを、いつも申し上げておりました。
そのために霊照会では心を主体とした、要するに心をつかさどるところの魂ですね。その魂の活性化を皆さんに、鎮魂によってしていただいてるわけです。
それと今日の浄霊祈願は、過去世を浄化する日。先祖っていうと、自分と先祖を切り離して考える方がおりますけど、先祖があって己があるということを、まず考えてください。
そして先祖っていうのは自分たちの過去世なんですよ。今日の浄霊祈願祭っていうのはね、その過去世を浄化する日なんです。
やはり過去を浄化し、現在の自分を正すことによって、幸せな未来が訪れるんだということを、お考えになっていただきたい。
三次元の世界は物質の世界。この物質にとらわれて物質を中心にして、いろんな考え方が起きる。
物質ということになってくると、欲という言葉がそこに出てきますね。
そうすると、人間っていうのは、物質の世界にいて、どうしても自分を少しでも楽にする気持ちが非常に強いですよね。
たとえばお金を通しては、極端な話が、人をだましてもお金儲けしよう。また名誉にしても、人を蹴落としても自分がよくなりたい。
人間同士のお互いの話合いにしたって、自分が一番正しいんだって、みんな思い込んでる。
自分が一番正しいんだっていうのは、絶えず主観的な正しさなの。要するに自分を中心に考えたところの正しさなの。結局、主観の正しさじゃホントの正しさじゃないの。
ホントの正しさが生まれてくるのは、やはり毎回申し上げるように、神様からいただいた魂の心の発露でなければ、その考え方は客観的になれない。いつも主観的に考えてる。
昔の言葉で、泥棒にも三分の理ありって言葉がありますけどね。自分では正しいと思っても、神様から見たら正しくないかもしれないんですよ。
それはなぜかっていうと、どうしてもこの物質の三次元の世界に住んでるからね。この三次元の世界では、物がなければ生きていけないから、物質を中心にしてのいろんな考え方が、そこに生まれてくるんですよ。
その考え方は、すべてが自己防備なの。すべてが自分ってものを防備することを中心に考えてきた、我々人類なんですよね。
それで今が一番、目の前にすぐ現れてるじゃないですか。イラン、イラクの問題だってそうでしょ。
やはり自分の国を一番大切に考えて、そして人の迷惑も考えないで、ただ自分の国のことだけ考えてる。
やっぱり自我ですよね。これもやはり物質を通しての、自分の国だけを考えてるわけでしょう。
そういったことが、人間が反省されなければ、どんどんその火がついてしまって、人類破滅につながっちゃうんですよね。
だからこれからの人類は、要するに私たちは、物質の世界に住んでるから、どうしても物質にとらわれるかもしれませんけど、真剣に自分の心を見つめることですよ。
そして自分の心を、神様からいただいた魂の次元の、要するに神心になることですよ。
いつも申し上げる「死ぬのは怖くない」の本にうたっているように、神心とは、まず徹底的に素直になること。
「でも…」とかって言いますけど、「でも」っていうのは、結局自分を中心に考えてる。自己中心に考えると、必ず相手の言葉に対して「でも…」が出ます。自分が大切だから。
どんなに相手が間違ったこと言っても、「でも…」じゃなくてね、その会話の時に、やはり人間は素直さが必要だと思うんです。
どっちに軍配が上がるかっていえば、神様はやはり素直のほうに味方すると思うんです。
「先生の言ってること、おかしいわよね。あの人が間違ってること言ってるから、私はそれに対して言ってるんだけども…」
そういうふうに、今の私の言葉を聞いて、思うと思いますよ。
確かに相手の言うことが間違っていてもね、その時の状態において、これも知恵を使えってことなんですけどね。ホントに相手が反省できる状態であれば、「でもね」という言葉も通用するんです。
ところが反省する意志のない人に、「でもね」っていうことは、絶対通じないんです。そこから争いのもとになっちゃうんです。
どんなに正しくても、自分はこんなに正しいのにと思ったって、向こうだって正しいと思ってるんだから。
そうすると、正しいと思ってる人間同士が言い争ったら、結局争いになっちゃうでしょう。そういうことを神様は好ましく思ってないんです。負けてもいいから、争いしちゃいけないの。
だからキリストの教えの中にもあるでしょう。左の頬をたたかれたら、右の頬もたたかれなさいと、そこまで徹して己を無にした時に、神様がちゃんと手を差しのべてくれるんです。
そういう心を作ることが、ホントの幸せにつながるんです。
それをこの霊照会では、私は長い何十年間の人生の中で、学問でなく、いろんな苦労の中で、肌で感じとったことで、皆さんに絶えずこれを申し上げているんです。
迷った人間っていうのはね、物事がすべて、実に自分中心の考えで出てくる。たとえばこの間、ある方がね、
「あなたは、子供をおとりに取られてるから、行かなくちゃなんないわね。私は今、幸せなの。何もないのよ。だから無理して行かなくてもいいの」
そんな考えだったら来なけりゃいいんじゃないかって、私は言いたい。
おとりに取られてるからって、ホントに考えちゃいけないの。そんなことじゃないんですよ。
おとりに取られてるから、ここへ来てるの?
結局それ欲でしょ。最初はそれでもいいですよ。人間わからないんだから。
これからの未来があるんですよ。ホントに地球上が幸せな、皆さんひとりひとりが幸せな、そんな未来を作るには、絶えずそこに欲があっちゃだめなんですよ。
この修行するのに目的があって修行するんじゃ、やっぱり欲なんです、はっきり言うと。
そういうこと一切かなぐり捨てて、純粋に、自分を無にしてね。これからは神様からいただいたところの魂の己を作ってくんだ。その魂の心遣いを自分はひとつひとつ積み重ねていくんだ。そのくらい真剣に取り組んでいただかないとね。
これがあるから、いやでも行くんだって、これじゃあ欲なんです。そういうことは一切捨ててください。
ただ真剣に、自分は神の子である以上、そこに指導者によって知らされたんだから、徹底的に無になって、神心を呼びおこさせていただこう。
ここへいらっしゃるにはね、そんな気持ちで私は来てほしい。
そしてホントに純粋な心で、真剣に神の子としての己を復活してほしいんです。それが、皆さんが幸せになる元なんです。
私たち人類が、これから滅亡するか、生き返るかの瀬戸際に来てるんです。だからここへ来て一番大事なことは、はっきり言って、心なんですよ。魂なんですよ。
神様からいただいた魂の心の発露が、一番大事なところへ来てるんです。
今、イラン、イラクの戦争のニュースが盛んに入ってきますけど、あれを見つめててね、それぞれ皆さん、やっぱり善と悪と知ってるわけですから、その中で感じることがあるんじゃないですか。
そしたら、あれをひと事と思わないで、冷静に判断して、そして正義とはなんだということを徹底的に考えて、ああ気の毒な、ああ大変だというふうに、ただ感情におぼれないで、
今少し、ああいう姿を自分に振り替えてみて、自分のやり直しというか、これからの自分の心、魂の向上というか、そういったことに徹底的に励んでいただきたいのが、私の心情なんです。
過去からの先祖のいろんな考えが、想念が積もって、こんにちまで来てしまった。それで、いよいよ神様がお怒りになって最後に来てるんです、はっきり言って。
これからどういうふうになるかね、これはもう人類がホントに清まっていかなければ、破滅に導かれると思います。
今はもう、ちょっとスイッチ入れれば、二度も入れれば、地球上破滅しちゃうんだから。水爆もあるし、まだそこまで人間が腐ってないと、私は思ってるんです。
だからどうか、もう一度徹底的に自分を振り返ってみて、毎日毎日の積み重ねの中に、この神様からいただいたホントの善意の心を使うように努力してみてください。
そして、その心が出てくるような魂の次元になるための鎮魂もなさってください。
鎮魂というのは、いつも申し上げるように、自分たちの親神様、自分たちの魂の親です。要するに神様、宇宙の大霊です。私たちの命の根源ですね。
それと一体になることが、私たちの魂が高まり、今まで汚れきってた魂がだんだん清まって、そして神様からいただいた魂に近づくんです。
神様からいただいた魂に近づかなければ、人類は破滅しちゃうんですよ。そういうところに今、来てるんですよ。だからとにかく真剣に取り組んでいただきたいと思うんです。
大神様からのご指令は、人づくりをしなさいと、人間が物象にとらわれて、欲、欲の状態で来てしまってる、そんな世の中になってるから、
これから神心に復活させるための修行を、おまえは果たしてくれということで、私は大神様がおさがりになったんだと思います。
何よりもかによりも、もう心を作ることが先決問題なんですよ。そういうところに来てるんです。
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