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信じる心        1988年9月28日

  

本日は皆様御苦労さまです。最初に鎮魂をやりましたね。もう同じことの繰り返しで、なんて言ったらいいんでしょう。


たぶん私たちのこの三次元の感覚で、これをしたらこういう結果が出ますよというような文書にして、はっきりとわかる形をとらなければ、


どうも体験のない人、要するに普通の人は、なかなか信じる心っていうのは作れないんじゃないかなと思いますよね。


だけど私は長年の体験で、そのお答えを全部いただいていますのでね。あの方は今こういうところまできているな、あの方はここまでだなと、


今あなた方がどこの道中であるかということは、一人一人を見つめいていると、よくわかるんです。


それは私が半生において、そういう道中があったからわからせていただくんじゃないかと思うんです。


皆さんに絶対に神様はありますと言いきっても、あなた方は、ああそうですか。じゃあ心から信じましょう。そう口では言っても、心の奥底から、果たしてどこまで信じられるかっていうことなんですよね。


だけど絶対に神があると心の底から信じきったときには、たとえばいろんな悩み事が自分の目の前にぶつかってきたときでも、その心をなくさない状態になれるんですよ。


皆さんは、
「私こうやっていて、果たして今の家の中の状態がいい方向にいくのかしら」
「今の私の悩みが少しでもよくなるのかしら」
いろいろ、かしら?かしら?がついている心の状態だと思いますよ。


その「かしら?」がついているうちは、まだダメなんです。


かしら?じゃなくて、とにかく徹底的に、あの人バカじゃなかろうかって言われるくらいに、心の底から信じきる心を養うことが大事なんだって肝に銘じてください。


正座して鎮魂で精神統一をする。


こんなことをして魂が高まって幸せになるって言ってるけど、果たしてそうなのかしら?って心の隅でなんとなく不安を感じるような状態で鎮魂やっている方。


あるいは少しでも成長して、これをやることによって魂が本当に高まって、いろんな自分のまわりのわずらわしいことを自然に神様が消してくださるんだ。って思える方。


いろんな段階がこの中にあると思うんです。でもそのいろんな段階というのは、本当に神を信じる気持ちになる道中なんですよね。


だから今すぐ徹底的に心の底から信じなさいって言っても、こればっかりは「はいそうですか、信じます」ってなれないと思いますよ。


いくら言葉で叫んでみたってね、自分の魂の次元で心の底から信じきるという心になりきらなければ、あなた方は絶対神を信じられないと思う。


まして、いろんな不安がついてまわると、果たしてどうなのかしらっていう気持ちが、絶えずついてまわるんじゃないですか。どうです?


それはね、あなた方がまだ徹底的に神を信じきれない姿なんですよ。


本当に信じきったらね、そういう心が起きない。絶対に神さまは悪いようにしない。


先生はもう神様にお仕えしている人だからっていう考え方に、あなた方はなるかもしれませんけど、そうじゃないんです。


同じなんですよ。私には私の次元であなた方と同じような修行があるわけ。


私だって3次元の世界に生活しているんだし、私の生活っていうものも、やはりあなた方と同じようにその肉体人間を通してのいろんな悩み、悩みっていう言葉で表現すればですよ。悩み果てしない。この3次元の世界はそれなんですね。


でも私があなた方と違うところは、果たしてそうなるかしら、どうなるかしら、そんなことは私は考えたことがない。


私の顔を見ると、いつもふくよかな柔和な、なんの苦痛もないような顔してる。先生なんの悩みもないんでしょう。そうおっしゃる方いるんですよね。


ところが私には私なりに、悩みが何もないわけじゃないんです。


たとえばですよ、家庭婦人だと子供と夫の悩み。サラリーマンの場合はもう少し給料とってきてくれればいいなとかね。


水商売の場合はもっと商売繁盛してくれればいいなっていうようなことでしょう。


とにかくそういうふうな自分の身近にある諸々のことで、こうなればいいな、ああなればいいなって考えてるわけでしょ。それがいけないんです、はっきり言うと。


ああなればいいな、こうなればいいなってことを考えているうちは、まだまだならないという答えなんです。


反対なんですよ皆さんね。そういうことを超越した心になりきったときになれるんです。

だから今自分の目の前にいろんな事件がある。小さな次元から大きな次元ね。いつも申し上げるようにそれにとらわれているうちは、まだダメなんですよ。


とらわれているうちは、いつになってもあなた方幸せになれないんです。


その大きな問題小さな問題すべてに対してね、とらわれない心になって初めてその方は神様から手を差し伸べていただける。これは不可能がないんです。


必ずいい方向に神様は導いてくださる。神様は苦しいところに追い込みません。絶対に幸せの方向に導いてくれるんです。


あなた方がまだそこまで信じていないから、そういう方向に神様は手を差し伸べてくれないの。


だから私が言いたいことは、今日は鎮魂で精神統一をして、あなた方が神様からいただいた魂の原点に、要するに本質に戻る修行をしているわけですよね。


あなた方の心っていうのは神心でしょ。神様はどうなんですか?


神様ってやっぱり我々の幸せを願ってくれているんじゃないでしょうか。要するに親心じゃないんでしょうか。


それを考えたときに、絶えずあなた方もその親心を身につけることですよ。


人間は気がつかないままにいつのまにか自分を中心に幸せのことを考えているんです。


自分を振りかえってね、アッと自分で思い直してその考え方を拭い去ること。そのためには一生懸命鎮魂で精神統一して無になることの行をなさる。


人間は自分を満たす考え方の方が強いですから、どうしてもその欲望に振り回されてしまうんですよね。そっちの考え方にばっかり固執しちゃうんです。


そこのところをね、まずとにかく鎮魂、複式呼吸から入っていって鎮魂をする。できるだけ無になる状態の時間を作ってそういう心を消すこと。


そしてまた改めて自分の歩み方ってものを客観的に見つめなおすことですよね。


人事を尽くして天命を待つって言葉がありますけど、やっぱり人間の姿勢、人事を尽くすことが行われないと何も実らないんですよ。


まずその方を考えることです。自分たちの行いを考えて、あとは天命を待つことですよね。これが一番大事なんです。


自分の行いを全然考えないで、満たされることばっかり考えてる。だからダメ。


満たされることはもうこっちに置いといて、神様にお預けして、それで人事を尽くす。


自分の行うことをまず1歩2歩と進めて、振り返ってまた前を見て、それで真剣に歩むこと。


それがやがては神様から手を差し伸べていただいて、不可能が可能にもなるんです。だから幸せにつながるわけでしょう。


この世の中で不可能を可能にするのは神様しかいないんですよ。私たち人間の力ではどうにもならないんです。不可能を可能にしてくださるのは神様なんです。


ただし不可能を可能にしてくださるのは、人間、我欲じゃダメなんです。当然神様が認めている欲でなければだめなんです。


だから神様の認めていただけるような欲をかくこと。欲っていうとウンと悪いような表現ですけれども、いい欲はかいていいんですよ。


たとえば人のために少しでもお役に立とうとか、少しでも今日はああいういいことをしたなとか、なにか後味がいいことね。


これを明日はもっとしようとかいう欲ならいいんですよ。これは人事をつくす欲だからね。


だからおんなじ欲でも自分の満たされることの幸せばかりにとらわれる欲では、結局いつになっても満たされないんです。


それよりも人事をつくすことの方の欲をかいてください。そうすると自ずから満たされてくる。どうかそういう考え方を作ってほしい。


あなた方に本当の正しい指針を教えてくれるのは神様以外にないんですから。人間じゃないんですよ。


その神様にさがっていただくには、あなた方がそういう姿勢を作らなければさがってくれませんよね。


そういう姿勢を作ったときに初めて神様が正しいお答えをもたらせてくださるんですよ。


やっぱりそういう己を作ることが本当の信仰なんだと、それがこれから自分を含めて、未来、要するに子孫にまでも幸せにつながる。


この世の中でウンと物質的に豊かになって五体満足で、誰からもあがめたてられていくことがこの世の幸せっていうふうに考えると、物質を追いかける形ですからね。


それよりもそういう心を作ることの方が、それに付随して物も与えられれば身体も健康になる。


そして自分も人から尊敬される人間になるわけでしょう。


現在の悩みに振り回されて、果たしてこれでうまくいくのかしら?よくいくのかしら?そんな不安な心を一切切り捨てて、


どうかね、そういう心を作ることがこの世に生まれてきた私たちの使命なんだというくらいに考えて、そのことに専念してみてください。


神様は真剣におすがりした以上は、私を通してですよ。絶対に悪いようにしないんだと、毎日百回、心の中で繰り返してごらんなさい。


そうするとなんとなくそういう意識が目覚めてくるから。


自分の身の回りに悩みごとがいっぱいあって不安な気持ちがあるんでしたら、百回繰り返してみてください。


神様は信じる気持ちに対して絶対悪いようにしないんだ。ということを百回、一日に心に訴えてみてください。


これが私の今日の宿題です。ね、ひとつやってみてください。お願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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